自分はすごく誰かの相談を聞いてあげたいという気持ちがあります。どんなことでもいいから、僕でよければ話し相手になります、少しでもあなたに寄り添えるようにお話し聴きます、なので、いつでも何かあったら連絡してきてください、という気持ちがあります。


人にはそんな風な気持ちがあるにもかかわらず、僕自身はあまり人に相談しません。相談が苦手です。相談することが苦手というよりは「相談をお願いする」ことが苦手です。


悩んでることはきっとたくさんあるんです。誰かかに聞いてほしいこともたくさんあるんです。でもそれを「聴いてほしい!」とお願いすることをなかなかしない。でも絶対相談した方が、誰かに話を聞いてもらった方が、僕の人生は先に進んでいくという確信があります。


それは、僕だけでなくて、人というのはそういうものだ、という見方が僕にはあるんですね。自分の中にあるものを言葉にしていくことで、人は自分の人生を生み出していく存在なんだと。


だから、人の話を聞きたい、何かあればいつでも言って欲しい、という気持ちも、きっと少しでも自分の気持ちや考えを言葉にすることができれば、悩みの根本はもちろん簡単には解決はしないだろうけど、一人で抱えてるだけのときよりは、今とは違う景色に進むだろうと。そして自分の人生の景色が進むというのは、何か人間の根源的な喜びがあるような気がしているのです。


誰かに自分の胸のうちを聴いてもらったり、頭の中のアイデア(とそこに通じる夢や想い)を聴いてもらう度に、僕が出会いたかった自分自身に出会える感覚があります。僕が「人生の景色が進む」と何度か言ってるのは、「より自分自身に近づく」ということかもしれません。


そういう自分自身に近づいていく喜びがある。


それは分かっているのに、いざまた悩み事や何か日々の歩みが行き詰まったときにスッと誰かに相談できない。


一体僕に何が起きてるのだろうと考えてみる。


ちょっと書く指を止めて、自分を振り返ってみる。そめそも悩んだときに「誰かに相談する」という選択肢をあまり優先順位の高いところにそもそも置いていない気がします。よく言う「自分でなんとかしようとしてしまう」というやつでしょうか。


でも、じゃあ自分でなんとかしようとしているなら、それなりの行動を取ればいいんですけど、取らない。ぐるぐる頭の中で悩み続けるだけ。悩み続けてるという認識ではないかも。それを僕は「考えてる」といっている。「そのことをずっと最近考えてるんだよね」って。でもたぶんこれは考えてないですね。今、書いてて思いました。頭に思い浮かべてるだけですね。で、ずっと同じことを考えてる、というか思い浮かべてる。


自分でなんとかしたいという気持ちがある。

でも、実際はずっと同じ悩みを頭に思い浮かべてるだけ。自分でなんとかしないと。でもずっと同じことを考えて(思い浮かべて)、、、無限ループ、、、


「自分でなんとかしないと」を変えてみると良いのかな。でも自分でなんとかしたいという気持ちも大事にした方がいい?いや、誰かに相談することと、自分でなんとかすることは両立するのでは?相談したってやるのは自分なんだから。


書いててちょっと書きたいこと、自分が読みたいこととズレてきてしまってたかも。


僕は誰かに相談したい!ということです。


それは誰かに自分の話を聴いて欲しい!ということでもあると思います。


僕が傾聴や対話の勉強をしたのは、その奥には「僕が誰よりも話を聴いて欲しい人だったから」だし、何かあればいつでも相談してくださいとみんなに伝えてるのは、これもたぶん「僕が一番誰かに相談したい」のかもしれない。いやほぼ間違いない。


僕は相談がしたいんですね。


実は一昨日、自分の仕事のことを友人に相談したんです。「相談苦手」って言ってたじゃん!というツッコミが聞こえます!そうなんです、苦手なんです。でもいろいろやばいなと思って、めちゃくちゃ久しぶりに人に相談しました。その時間がすごくよくて。やっぱり話を聴いてもらうっていいなって、もちろんやっぱりそこに共感があったからだと思うし、本当に僕のことを分かってくれてるというか、見てくれてるってのが伝わってきたから、それがまたすごく嬉しかったってのもあって。


相談してよかったなと思ったし、これからもまた相談していきたいなって思いました。


でもまた、このことをほっとくと、相談すること全然またしなくなっちゃう気がして、僕の中にある「相談できない」「相談したい」について、言葉にしておきたいと思って、今日は言葉を書き始めてみました。


僕は相談がしたい!

僕の話を聴いて欲しい!


この自分の声を聴けてよかった。


書くと自分の声が聴ける。


書くことは、聴くことなんですね。


たくさん相談していきたいと思います。


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。



さとし