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半年ぶりの円坐の開催をお知らせします。
 

円坐とは、
読んで字のごとく、
集まった人たちと丸くなって坐り、
出てくるままに言葉を語らいあう場です。

エンカウンターグループに似ているそうですが、

全然違うものだそうです。

今回は、
円坐の名づけ親でもある
橋本久仁彦さんを大阪からお呼びして、
円坐守人をしていただきます。

 

橋本久仁彦さん、

通称「くにちゃん」

面白い人です。

そして人生の多くを教えてくれた人。
僕の尊敬する人の一人です。

友達でもあります。

御年62歳。


僕も一緒に守人を務めます。

守人というのも、
よく対話の場などでは
ファシリテーターなどと呼ばれますが、
円坐は何を促すでもなく、
ただこの場を守り、
ここで語られること、
語られる言葉を一字一句辿りぬく
その姿勢によってこの場を守る
という役目のもった人間のことです。

シンプルに言えば、
お話を聞く、ということなんですが、
この世の中、
シンプルなことほど難しいことはない、
というのがありますね。

聞く、においても
まさにその代表的なものかなと。
未だに僕は、
人の話が聞けません。
自分の声すら聴けずじまいで。

そんな僕ですが、
そんな僕のまま
守人を務めたいと思います。

円坐、
2011年に初めて体験し、
その面白さは、何年たっても、
僕の中で色あせることはありません。

ただ人が集まって坐るだけなのに、
こんなにも面白い時間になるのは、
僕たちはただ存在し、
そのままの姿で関わりあうだけで、
十分面白い存在なのだということです。

ではなぜ、普段の日常において、
毎日の日々の中で、
人との関わりが、自分という人間が、
この世界や人生に
つまらなさを感じるのか。

円坐にくればその答えが
少しだけ(十分に)分かるかもしれません。

人と人、
生身の触れ合いに興味のある方、
ぜひその身一つで手ぶらでご参加ください。

どうぞよろしくお願いします。

 

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〜野沢・駒沢・目黒円坐のご案内〜

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僕と妻が暮らす世田谷・目黒のいくつかの場所で、

橋本久仁彦さんと一緒に円坐をひらきます。

馴染みある場所で、日々の暮らしを振り返りながら、

集うみなさんとともに円坐の時間を過ごしたいと思います。

 

守人は、橋本さんと私の他に、

橋本さんの長女、橋本仁美さんも坐ってくださいます。

 

時間の中、丸くなって坐るだけの円の坐。

この身一つおいて、お迎えさせていただきます。

 

どうぞお気軽にお集まりください。

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今回は、3つの円坐をひらきます。

それぞれ会場が違います。

単日参加OKです。

 

お気持ちのあうところがありましたら、

ぜひご参加いただけると嬉しいです。

 

ひとつだけでも、みっつ全部の参加でも大丈夫です。

 

●10月24日(土)「野沢円坐」

私たちの家から、歩いていけるところにある和室のお部屋。

三軒茶屋と駒沢大学のちょうど真ん中ほどにあります。

妻が発案の円坐を、年に四回、季節と季節の間にひらいてきた場所です。

一度だけここの和室で未二観をしたこともあります。

児童館が併設しているので、ときどき子どもの声が聞こえたり、

隣の大広間では、地域の集まりが催されていたり、

選挙の投票所になっているときもありました。

近くには、大きなお寺の野沢龍雲寺があります。

早朝に瞑想会をやっていて、妻といつか行きたいね

と言いながら、結局行けずじまいです。

龍雲寺から渋谷方面に坂を降りていくと、

世田谷観音があります。

月に一度、朝市をやっていて、

妻は自転車、僕はジョギングで

よく行っていました。

お米と野菜と漬物を買ってくるのが定番でした。

そこに出店しているイタリア料理店の

アイデケーノさんの店長さんは、

昔妻が通っていたゴスペルサークルの講師だったという

不思議なご縁もありました。

 

日時:2020年10月24日(土)10:00 〜18:00

場所:駒沢駅から徒歩15分ほどの和室

定員:8名

参加費:10,000円

 

●10月25日(日)「駒沢円坐(野外)」

私たちの家から、歩いて15分ほどのところにある

駒沢オリンピック公園。

僕が週1,2回ほどマラソンに行く場所。

妻とも以前は一緒にいってウォーキングをしていました。

大きな木々を眺めながら、風を感じながら、

鳥の声なんかも聞きながら走るのはとても気持ちがよく、

日々いろいろ考えすぎな自分が、頭からっぽにして

リフレッシュできる貴重な時間。

休日の昼間に走っていると、

ときどきとても久しぶりな知人と出会うこともしばしば。

妻とは、ときどきレジャーシートを広げて、

お弁当を食べながら、最近のことを話したり、

円坐の企画のことを話したり、

これからの二人が暮らしていくあれこれを話したり、

突然喧嘩になって不穏な空気にもなったりした、

思い出の場所です。

 

日時:2020年10月25日(日)10:00 〜15:00(雨天中止)

場所:駒沢オリンピック公園(自由広場)

定員:10名

参加費:5,000円

 

●10月26日(月)「目黒円坐」

私たちの家から南に歩いていくと

東急東横線都立大学駅や学芸大学駅があります。

駅の周りは昔ながらの商店街の雰囲気が残っていて、

いろんなお店が新旧ごちゃごちゃに賑わっている雰囲気が

僕の埼玉の地元の商店街にとても似ていて、

個人的には駒沢大学付近よりも好きだったりします。

駅周辺に目黒の施設がいくつかあって、

そこの和室を借りてたくさんの円坐やイベントをしてきました。

橋本さんとも目黒の和室で何度か一緒に円坐をやったり、

僕のインプロのWSに参加してもらったこともありました。

そのときは、ぜんぜんインプロしてもらえなくて

途中僕の頭が真っ白になっちゃって、

何十秒もの沈黙のあとに「…き、休憩を…」って言って

一緒に主催していた妻と友人のボウズィとヤギさんと作戦会議をして、

後半は立て直しがうまくいって楽しい時間になりました。

イベントの最後で「こんなに気持ちのいい休憩は初めてやった。

いい休憩やった。」と言っていたのは、今でも忘れられません。

都立大学駅にいく途中には、大きな木々が並び土と石で整備された緑道があって、

会場に行くときはいつも、妻と橋本さんと3人でそこ歩いて向かいました。

会場までは結構歩くと遠いのですが、3人で話しているとあっという間でした。

もう一つの駅、学芸大学駅にいく途中には、オーガニックのお店があって、

そこで妻が豆や麹を買って、おうちで甘酒やお味噌を作っていました。

結婚するときは「料理全然できない」と言っていて、

きっと今聞いても同じように言うだろうけど、

でもやりたいことはとことんやり遂げる妻です。

最近は、途中にあるプレイパーク「のざわテットーひろば」

の人たちと活動をともにしていて、

そこに通うお父さんたちとの交流が広がっています。

 

日時:2020年10月26日(月)9:30 〜16:30

場所:都立大学駅から徒歩15分の和室

定員:10名

参加費:9,000円

 

●守人

橋本久仁彦

中尾聡志

橋本仁美

 

●元気モリモリ人

なかおさきの

 

●4人のお守り人

中尾絢子

 

●ご案内事項

・乳児がいます。

・会場利用のため、マスクの着用、手洗い、外出前の検温など感染予防にご協力をお願いします。

・体調が優れない、発熱がある場合は無理せず直前でもご連絡ください。

・新型コロナウィルス感染状況や台風や天候などで直前の中止や変更の可能性があります。

 

●お申し込み

こちらのフォームからお願いします→http://urx.red/G73v

 

● 円坐(相聞円坐)

円坐とは、円坐守人の呼び掛けの言葉に呼応して、定められた場所と刻限に寄り合った坐衆(参加者)が、ただ円に坐り、成り行き(道往き)を共にすることです。 円坐守人は、円坐の呼び掛け人であり、円坐の坐衆の一人でもあります。 円坐守人の役目は、円坐の場所と刻限の決定(結界)を尊重し、「円坐」という出来事(アラハレ)に目を見張り、話し手の言葉(事の端)に耳を澄ませ、円坐守人として自らに約束した「聞く」という道を果敢に辿り、刻限まで円坐(坐衆)と共に在ることです。

 

● 橋本久仁彦氏プロフィール

1958年大阪市生まれ。大学卒業後は高校教師となり、

アメリカの心理学者カール・ロジャーズが提唱した

パーソン・センタード・アプローチに基づく「教えない授業」を10年間実践する。

その後アメリカやインドを遊学し、人間同士の情緒的なつながりや

一体感とともに発展する有機的な組織作りと、

エネルギーの枯渇しない自発的で創造的なコミュニティの建設に関心を持ち続けている。

 

1990年より龍谷大学学生相談室カウンセラー。

様々な集団を対象とした非構成的エンカウンターグループを行う。

2001年12月に龍谷大学を退職、プレイバックシアタープロデュースを立ち上げ、

プレイバックシアター、エンカウンターグループ(円坐)、サイコドラマ、

ファミリー・コンステレーション、コンテンポラリーダンスなど

フィールド(舞台)に生じる磁場を用いた欧米のアプローチの研究と実践を積み重ねるも、

10年間の活動を終え、その看板を下ろす。

 

現在は、日本人の存在感覚に根差した口承即興舞台「きくみるはなす縁坐舞台」の一座「影舞山月記(鬼)」の座長。

生涯を通じて手掛けてきたミニカウンセリングは位相を進めて「未二観」となり、

高野山大学スピリチュアルケアコース講師。

円坐守人。影舞人。エンカウンターグループは「円坐」となり、

縁坐舞台も「縁起の坐舞台」と成って様式が整い、

生死・顕幽の境を超えて不生不滅の景色を展望する三つの終の仕事となった。

仲間も変遷し、この頃は生死を共にする有縁の仲間(一味)と

地方へ出稽古に出ることが楽しみ。毎日がこの世の名残りの道行である。