産業医のお仕事 | 或る 下咽頭がん 患者の日常・闘病記

或る 下咽頭がん 患者の日常・闘病記

 元々は脳神経外科医師です。
 2019年暮れに 下咽頭がん が発覚しました。stage Ⅳb で手術適応は無く、抗がん剤・放射線治療を受け 2020年春に退院しました。
2023/3/6~6/9  に ”闘病” のテーマで 入院中の記録を併記しました。      

2023/09/11(月)

 ようやく涼しくなってきたので、2階の自室へ上がることができるようになった。また、ワーグナーを楽しもう。NHKで今年のバイロイトでの  パルシファル  を放映してくれた。早速、録画して、デイスクに落とした。何しろ、あの ガランチャ が クンドリー を演じている。私の最も好きなメゾソプラノである。札幌へ来る事になっていたのだが、コロナ禍 で中止となった。

 明朝から、リングは一時中断して、この パルシファル を楽しもう。

 午前中、産業医のお仕事があった。ある医師との面談だった。医師の健康を考えて、長時間労働に対して、色々と対策が講じられようとしている。私の立場は、当事者の健康管理だけではある。まあ、当該科に助言というのも有りかもしれないが、病院との連絡が必要だろう。

 私の医局時代は酷かった。たまに日中に太陽の下に出ると、めまい感を覚えたものだった。ほとんど病院に泊まり込みだった。

 

 北大脳外科は洗練された医局の体制だったはずが、実際は、話に聞く タコ部屋 だった。30歳前に旭川に逃げ出して来たようなものだが、正しい判断だったと思う。