国際会計基準「日本から主張」 都内でシンポ ジウムの内容を受けてJ-IFRSへの私見 | 日米公認会計士・日米税理士・公認不正検査士・行政書士·国家公務員1種試験経済職合格者福留聡のブログ

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日米公認会計士・日米税理士・公認不正検査士・行政書士·登録政治資金監査人・国家公務員1種試験経済職合格者 福留 聡が会計、税務、監査、政治、経済、経営、時事、主催の東京法律会計士業交流会等含め記事にします。

日本経済新聞のシンポジウムの内容下記とおりです。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGD17H17_X10C14A7DTA000/

日本経済新聞社は17日、国際会計基準(IFRS)について議論するシンポジウム「IFRS~高まる国際基準適用の必要性」を東京都内で開いた。金融庁の池田唯一総務企画局長は基調講演で「日本が考えるIFRSを示し、我が国の主張を明確にすることが重要だ」と述べた。

 金融庁はIFRSに日本基準の考え方を採り入れた修正版IFRSの作成を決め、今夏にも公開草案が公表される。講師として参加した吉野正芳衆院議員は「IFRSのルールづくりに参加することが重要であり、修正版の適用を企業に強制するものではない」との見解を示した。

日本取引所グループの斉藤惇最高経営責任者(CEO)は「修正版はIFRSを任意適用する企業を増やすための過渡的な会計基準」と話した。


(上記を受けた私見)
「日本が考えるIFRSを示し、我が国の主張を明確にすることが重要だ」これは、いわゆるJ-IFRSの意義を金融庁が述べて、J-IFRS策定も意味があるんだと言いたいんですね。

対して日本取引所グループは、修正版はIFRSを任意適用する企業を増やすための過渡的な会計基準という、J-IFRSを一時的な会計基準という観方をしていますが、IFRS財団の話では、J-IFRSはIFRSと認めないので、J-IFRS適用企業が増える=IFRSの任意適用が増えるとみなせないので過渡的な会計基準としての意義も薄い気がします。

私見では、J-IFRSは、うわさされる某大手製造業2社程度以外は利用されず、当然IFRSとみなされないので、数年内に廃止議論が出るのが目に見えてますね。

こんな馬鹿げた
J-IFRS策定に時間と人を膨大に使うなら、もっとピュアIFRSに対して意見を述べ、策定に加わり、ピュアIFRSの適用を広める努力をした方がいいですね。馬鹿馬鹿しいにもほどがある史上最低の基準になりますね、後々の恥部になるでしょうね。