幼い頃から憧れていた
芸人になった
ウケない、売れない
敗北を叩きつけられても
僕は闘い続けた
それは僕の夢だから
僕は芸人という夢を一生
追いかけると思っていた
そこに突然現れた運命の人
知ってしまった、見つけてしまった
夢より大切なものを
君は五十嵐聡が
私の人生そのものと言った
僕は必死で言葉を探したが
君以上の言葉は何処にもなかった
ただ、僕は君に僕の人生を
捧げると決めた
君のいない人生は
もはや僕の人生じゃない
僕の最期を看取るのは君で
君の最期を看取るのは僕だ
それまでの何十年だろう
何年かもしれない
僕は君のそばにいる
五十嵐聡