ドタバタ珍道中2024~春の陣(後編) | 山形県酒田市ルアーフィッシングドタバタ珍道中~

山形県酒田市ルアーフィッシングドタバタ珍道中~

山形県酒田市でバス釣り、エリア・渓流トラウト、ナマズ、雷魚、シーバス、メバルなんでもしてるがなんでも中途半端なルアーフィッシング初心者の日記だせ~
ヤッフー

本日の山形県酒田市はフェーン現象によりぐんぐん気温が上がり22℃近い暑い日になりました


あっ

お疲れさ~ん


さてさて

朝書いたブログの続きです


取引先問屋の担当営業

まだ20代前半の若い兄ちゃんC君と

その同僚(C君の2歳年上)M君をハリアーに乗せ

2:10

いざ出陣





毎回の事だけど

興奮し過ぎて一睡も出来なくて

爛々とした気持ちで終始ハイテンションなままだった


それは

C君もM君も同じで

ことM君に関しては俺と同じで一睡も出来なかったとか(笑


途中

コンビニで朝飯買ったり一服したりしながら安全運転で向かったが

日曜日の夜中は高速道路も主要幹線国道も殆ど車が走っておらず

スムーズに進み過ぎて

目的地であるスタート地点

小規模水路に到着したけど

辺りはまだ真っ暗だった


4:30到着


今回の釣り遠征

2つのお題があって

1つ目は

とりあえず魚種は何でも良いから

1人一匹は釣りたい


んで

2つ目は

M君にロッドがん曲がりする程の魚を釣らせる


まっ

1つ目のお題が達成できれば

おのずと2つ目のお題もクリアー出来そうなんだけどね

ただ

人生で一度も魚を釣ったことの無いM君に

超メジャーフィールドのパワフルな魚を味わって欲しくて

どうやったら彼に1本捕れるのか

ずっと思案していたんだ


とりあえず

彼らには事前に「赤いバイブ」を最低2、3個は準備しておいて

とは伝えていたがその他の作戦は何も考えていなかった(笑


季節的にも例年ならややフライング気味で

下手すると全員ボウズになる危険性もあり

ある意味

一か八かの当たって砕けろ精神だったのかな?(笑


そんな心境で

辺りがうっすら明るくなってきた

5:00

いよいよスタート


まずはスイムベイトで静かにごあいさつ



無~


魚の気配はあるし

生命体に当たる手応えはあるんだけど

食ってくるフィッシュイーターは居なかった


てか

日の出前からなかなか気温も高く

全然寒くなく

しかも

無風~


バス釣りには最高のコンディションに胸が高まった


そんな好条件でも



無~


20分位やって車で移動~


小規模水路の中流域

水路の幅が一番広くバスのストックが一番多い大人気スポットを二箇所目の戦場に選んだ


いつもはバサーやヘラ師の方々がたくさん居てて

なかなか簡単にはアプローチ出来ないエリアなんだが昨日は

誰1人おらず貸し切り状態だった





ラッキーラッキー


これはいきなり何かが起きるかもよ?

好条件が重なり

もうね

誰かは絶対何かを釣るって確信が持てた



そのエリアは水深が浅く

ボトムに根掛かりするものが少ないし

とりあえずバイブ巻いてりゃ~

何か釣れるスポットでもあり

三人ともお約束の「赤いバイブ」を結び

スタート


一番広いとこで水路の幅が90m位あって

とにかく

力の限りフルスイングし

無心になってひたすら巻くのみで

魚密度も高いから

投げれば生命体に当たり

一投一投ドキドキした


第二戦場に到着して10分

ちょっと大きめの赤いバイブを大遠投し

5m程巻いた時だった


それは

前触れもなくいきなりだった




ゴチンッ



!?



ギュンッ


即アワセ

仰け反ってフルフッキング

その瞬間

エリアロッドみたいに

XXHXのワイルドスタリオンバリアントが弧を描いた

キターーーーーーーーー


くぅ~


重て~


ロッドを立ててゴリ巻き

めちゃくちゃ走る走る

しかも

めっちゃトルクフルなダッシュ

その手応えに

100%鯉だと思ったよね


リールを巻く度に

ラインがハイテンショでガイドに擦れ

キュルキュルと鳴き

綺麗にカーブするワイルドスタリオンバリアントを目にすると

一気に血圧が急上昇し

ふつふつと血が沸くこの感覚


これこれっ


たまんね~


にしても

ハイパワーロッドにモンスター対応のアンタレスDCMDの組み合わせはヤバい


意図も簡単に暴れ狂いダッシュするそのモンスターをグイグイ寄せてくる


ラインが新品フロロの16ポンドでも

あまりに凄まじいパワーで

さすがに不安になり

少しドラグを緩めた


それでも

一切主導権を与えず

あっという間に魚を寄せてきた


!?


立ち位置から7m前方まで寄せた時

一瞬

水面に長い背ビレが見えた



えっ?

鯉じゃなくね?


えっ?えっ?



ロッドを煽り最後のトドメ

力の限りそのままずり上げた


あわあわあわあわ~







めちゃくちゃ太くて長い

真っ白なモンスター雷魚だった


ヤバい

やっちまった

絶対90行ったと思ったが

85cmだった


フゥフゥフゥ

もの凄い

力対力のファイト

ハイパワータックルも相まって呼吸が乱れ

なかなか興奮が冷めなかった


てか

それより何より

雷魚を生まれて初めて見た

C君とM君は俺より興奮してたし

まるで自分が釣ったかの様に喜んだ


まずは一抜け

俺はボウズ回避


後は二人に釣らせるだけだ


と思った矢先に

C君も雷魚ゲット

50cm位の子雷魚だったがめちゃくちゃ喜んではしゃいでた



ヨッシャー

残るはM君のみ


この波に乗れば

お題達成も秒読みだねって簡単に考えていた





そっからがある意味修行だった


M君を先行させ

ランガン


それなのに

俺とC君ばかりが釣れちゃう(泣









50cm~60cmの雷魚がガンガン釣れちゃう

400mランガンして5匹釣れた


だから

最後の方はタックルを置いて

M君のサポートのみになった


そんな肝心のM君

当たるには当たるが

バイトはあるものの

なかなか掛けれん


第二戦場のいよいよランガン出来る最後のポイント

排水機場があるとこでチャンスが訪れた


排水機場前のワンドは

水を取り込む関係上

水深がちょっとあるんだよね

んでもって

そこにベイトやら雷魚やらが集結しちゃうからチャンス中のチャンス


タイミングが合えば確実に1本捕れる


赤いTN60を信じ

ひたすら投げては巻き巻きを繰り返すM君

高価なタックルを使ってるものの

まだまだ釣り歴一年半の初心者


PEラインのトラブルが連発し

思うようにテンポに乗れない

焦りと苛立ちが隠しきれないでいた


そんなM君に

焦んな焦んな

まだまだ時間はたくさんあるし

このポイントは絶対に釣れるから

もっとリラックスして気楽にやろうぜ


って声を掛けた


するとどうでしょう?


キターーーーーーーー


仰け反って絶叫するM君

10フィート近いシーバスロッドが「つ」曲がりしてるじゃん



ガンガン巻け巻け


走る走る

水面に刺さるラインが右往左往

走っては寄せてを6回繰り返し

ネットランディング

70cm近い雷魚だった



ヤッターーーーー

三人同時に雄叫びを上げていた(笑


ふぅ

何とかお題達成~

これで

心置きなく釣りを楽しめる


三人が全員釣れた事で

俺は一気に肩の力が抜けた


よっし

移動だな

と第二戦場から一気に40㎞ワープ


承水路のドン詰まりへ向け束の間のドライブ

その車内は

釣れた喜びで一際テンションが高くなってたのは当然だよね(笑


第三戦場

承水路の大型排水機場水門前ワンド


ここでも

赤いバイブを大遠投大会


ひたすら投げては巻いて

魚に当たるがヒット無し


ずっと



無~


東側の水門から西側の水門もくまなく巻いたが


無~


ダメだ

移動~移動~


西を攻めるか?

東を攻めるか?

裏をかいて真ん中か?


次なるルートに悩んでると

申し訳なさそうにC君が

「すいません

ウ◯コ漏れそうです」

とカミングアウト


マジか?


第三戦場から車で1分の距離にあるドラッグストアへダッシュ

C君のウ◯コついでに飲み物の補充


ドラッグストアでC君の長ク◯を待ってる時

ふと

「M祭り」が頭をよぎった


潟に注ぐ流入河川

東の水路

その最北に当たるM川


実はその川は5月の連休前だったか連休後の

シーズナルパターンがあり

デカいバスがガンガン釣れるタイミングがあり

その期間を地元アングラーは

川の名前にちなんで「M祭り」と言っていた


奇しくもM川はそのドラッグストアから近い

もしかして?

あるかもよ?


そんな思いつきで

第4戦場はM川河口に決定~


C君がウ◯コを全部絞り出すのに20分も費やしたが

お陰でM川を思い出せたから結果オーライか?(笑


ドラッグストアから車で5分

M川河口に到着


って

先行者二人も居るし

それでも

先行者の対岸でスタート


ルアーはルドラ130

もちろんカラーは赤


M川河口って言うか東側全域そうなんだけど

護岸から沖合い20~30mのボトムに石積みがずっと並んでてそこにバスが着くから

いかに舐める様にゴロタ帯を攻めれるかで釣果が決まる


クランクもスピナベも

ボトムのゴロタにガンガン当てて巻く

根掛かりを恐れてはデカバスは釣れない


河口の橋からスタートし

70m位ランガンした時だった


ルドラを沖合いに遠投し

ボトムのゴロタにガンガン当てて巻いてる時だった

 

ゴロタ帯を抜け

巻くラインにテンションが抜けたその瞬間 


ゴンっ

ググンッ


ギュンッ

鬼フッキング


キターーーーーーーー


これは絶対バスだ

ロッドを立ててガン巻き


立ち位置から10m

水面を割って魚体が顔を見せた



!?


で、デケーーーーー


俺の拳がすっぽり入る程のデカ口

久々のゴンザレスバスだ


ヤッター

バスだ


ヨッシャ~








スポン~


えっ?


何故かすっぽ抜け


マジか~


アワセも決まってガッチリフッキング出来てたのに(泣


放心状態で回収したルドラを見ると

3個付いてるトリプルフック

そのうちの2本が折れていた(泣


フックをしっかりチェックしとけば良かった~

と思うも後の祭り


その1本から後は無かった(泣

M祭り

後悔しても

後の祭り


C君もM君も


無~



はいっ

移動~


次は春の定番

西側


さすが激戦区

西側の人気スポットはバサーが陣取っていた


時間もいつの間にか

14:00とかになってて

西側のバサーが居ないエリアを二箇所やったが



無~



唯一

M君だけバイブで雷魚釣ったみたいだが

足元でランディングから~のオートリリースがあった位で

撃沈



時間的に次の戦場がラスト

迷いに迷ったが

今日一番反応が良かった

小規模水路の広いとこ

第二戦場がラストスポットに選ばれた


その前に

雷魚プールに寄り

せっかくなんで持って行ったサーペントライジングでフロッグを投げまくったが

案の定



無~


けど

雷魚プールでC君

バイブで二匹の雷魚ゲット



16:00

ラストステージで最後の大遠投大会が始まった


けど

早朝の5:00からひたすら投げては巻いて

ランガンしては長距離移動~

俺たち三人はもうね体力の限界を越えていた


手に力が入らない

肩や腕が痛い

なんか腰も痛いし

イヤッ

全身が痛い


疲労と眠気MAX

空腹もMAX


色々と限界を越えた領域でラストスパート


無~


ベイトの反応は凄まじいし

雷魚と思われるバイトは多発したが

渋い


陽が落ちて夕闇が刻々と迫る18:30

ゲームセット


朝から晩まで

全身全霊

やりきった


全員釣れたし

天気にも恵まれた

最高の遠征だった


更に

帰りに寄った

くるまやラーメン

めちゃくちゃ濃い味な味噌ラーメンがクソ美味く

染みる味わいだった



食後は安全運転でゆっくりゆっくり走り

無事

夜中に待ち合わせした駐車場に到着


三人共笑顔と疲労に満ちた顔を見合せ

興奮冷めやまぬまま

解散




夜中の1:00から走りに走って

釣りに釣りまくって

367㎞も走り

無事帰還


精も根も尽きた(笑


けど

最高な1日だった