ラグビー人生17
よくラグビーの解説者が誉め言葉で使う、
「よく前が見えています」
つまり、プレー中、ついついボールやパスを受ける味方に目線や意識が集中しがちなんですが、
相手デフェンスラインのギャップやその裏にできた穴を見つけて、走り込んだり、パントをあげたりすることなんですが、
平
さんもよくこの言葉で誉められていましたが。
彼に関しては少し違うかもしれません。
彼はそこに穴が有ることに気がついて、パントを上げるんではなく、
いくつか前のプレーから敵味方30人を自分でコントロールして、そこに穴を作っていた。というような感じです。
新○鉄の名FBの谷藤さんが学生相手によくやった。
わざと何時もと違う位置に立ち、わざと穴を明け、相手SOがそこにキックを蹴るか蹴らないかの時に素早く戻り、強烈なカウンターを仕掛ける。
あのプレーの対極かも知れませんね。
長年プレーしていたらいろんな事が判ってきますよね。敵のゴール前の密集で顔を揚げて覗いた訳でも無いのに、今サイドをつけばトライできる。
なんてひらめき、勘ですが、何度も同じシュチエーションを経験したら、勝手に体が動くと思います。
ここまでは普通の選手ですが、次元が違う事を考えていました。
自宅の作戦部屋で1人ラグビーオタクがぶつぶつと、「一時攻撃でここにポイントを作って直ぐ出して、ここに立ってる奴がここに移動して、その時にFBがこの位置まで上がってきたら、、、」延々とやってました。
普段の練習では最初に走り込みをしてFWとBKに別れますが、FWはスクラム組んだり、ガンガン体をぶつけたりしている横で、BKはゆっくりと歩きながら、サインプレーの確認をしていました。
これは先生の
「ゆっくりやってできないものは、早くやってもできるはずがない」という考えです。
そこで平
さんまるでお芝居の演出家のように、それぞれの立ち位置、身体の向き、タイミング、パスの位置、走る角度まで事細かく指示していました。
こんなですから、試合中は凄い情報網です。
デフェンスの時は相手の情報。自分の前のWTBは浅いのか深いのか、SOは22mの内側か前か、FBはライン参加しそうか、No.8はスクラムの何処についてるか。
アタックの時はスクラム組んでるロックの私にまで、数字のサインで次の攻撃は内なのか外なのか、内に来るなら何番の選手か、外なら誰のところでゲインを切るのか。
こんなことが全部決まってました。
FWもポイントに入る遥か手前から、ポイントに着く自分の順番を把握して、大きな声で周りに自分はどの位置に入り、どんな仕事をするのか、コールしてました。
ボールを取りに行くのか、右側の相手をめくるのか、ボールに掛かった相手の指を剥がすのかなど。
凄く頭を使ってました。
当時の高校生としてはかなり進んでいたんじゃないですかね。
次回はもう少し練習風景を。
「よく前が見えています」
つまり、プレー中、ついついボールやパスを受ける味方に目線や意識が集中しがちなんですが、
相手デフェンスラインのギャップやその裏にできた穴を見つけて、走り込んだり、パントをあげたりすることなんですが、
平
さんもよくこの言葉で誉められていましたが。彼に関しては少し違うかもしれません。
彼はそこに穴が有ることに気がついて、パントを上げるんではなく、
いくつか前のプレーから敵味方30人を自分でコントロールして、そこに穴を作っていた。というような感じです。
新○鉄の名FBの谷藤さんが学生相手によくやった。
わざと何時もと違う位置に立ち、わざと穴を明け、相手SOがそこにキックを蹴るか蹴らないかの時に素早く戻り、強烈なカウンターを仕掛ける。
あのプレーの対極かも知れませんね。
長年プレーしていたらいろんな事が判ってきますよね。敵のゴール前の密集で顔を揚げて覗いた訳でも無いのに、今サイドをつけばトライできる。
なんてひらめき、勘ですが、何度も同じシュチエーションを経験したら、勝手に体が動くと思います。
ここまでは普通の選手ですが、次元が違う事を考えていました。
自宅の作戦部屋で1人ラグビーオタクがぶつぶつと、「一時攻撃でここにポイントを作って直ぐ出して、ここに立ってる奴がここに移動して、その時にFBがこの位置まで上がってきたら、、、」延々とやってました。
普段の練習では最初に走り込みをしてFWとBKに別れますが、FWはスクラム組んだり、ガンガン体をぶつけたりしている横で、BKはゆっくりと歩きながら、サインプレーの確認をしていました。
これは先生の
「ゆっくりやってできないものは、早くやってもできるはずがない」という考えです。
そこで平
さんまるでお芝居の演出家のように、それぞれの立ち位置、身体の向き、タイミング、パスの位置、走る角度まで事細かく指示していました。こんなですから、試合中は凄い情報網です。
デフェンスの時は相手の情報。自分の前のWTBは浅いのか深いのか、SOは22mの内側か前か、FBはライン参加しそうか、No.8はスクラムの何処についてるか。
アタックの時はスクラム組んでるロックの私にまで、数字のサインで次の攻撃は内なのか外なのか、内に来るなら何番の選手か、外なら誰のところでゲインを切るのか。
こんなことが全部決まってました。
FWもポイントに入る遥か手前から、ポイントに着く自分の順番を把握して、大きな声で周りに自分はどの位置に入り、どんな仕事をするのか、コールしてました。
ボールを取りに行くのか、右側の相手をめくるのか、ボールに掛かった相手の指を剥がすのかなど。
凄く頭を使ってました。
当時の高校生としてはかなり進んでいたんじゃないですかね。
次回はもう少し練習風景を。
ラグビー人生16
さてこの年のキャプテン、平
誠二ですが、
お待たせしました、誰も知らない、奴の話です。
この人高校に入って直ぐに「俺は三年生の時にこのチームのキャプテンをやり、花園で優勝する。」と、
強く心に決めたそうなんですが、
それ以来、チームメイトと必要以上に親しくしない事にしたそうです。
普通反対ですよね、チームにとけ込んで連帯感を強めようとするものですがこの人は違います。
後にキャプテンになったとき、チームメイトに辛いことや嫌なことも言わなければならないだろうと、その時に、それまでベタベタ付き合っていたら、
「キャプテンになった途端に何偉そうに言うとんねん。」と思われないように、ラグビー以外あまり自分を見せないようにしようと決めたそうなんです。
高1、15歳の時です。
普通15歳位では、将来優勝するぞとか、プロ選手になるぞとかなら強くおもう人はいるとは思いますが、
その目標のために、三年間友達と距離を置くことを決める人は稀でしょう。
T崎さん他数人はなんとなく雰囲気で分かっていたみたいですが、大半の先輩は、ラグビー以外面白みの無い変わり者と思っていました。
私も後になってその理由を聞くまで、あの一年生の時居残り練習に付き合っていた頃は、ラグビー以外興味の無いつまらない人だと思っていました。
2年になって少しずつ話をするようになったとき、疑問に思い聞いたところ、先ほどの理由を教えてくれました。
それから急激に親しくなり、練習が休みの時や早く終わった日は、よく二人で遊びにいってました。
ラグビー以外でもとっても面白い人で、音楽の趣味も合いましたし、よく映画にも行きました、13日の金曜日を初めて見たのはこの人とだったと思います。
高校生が観てはいけない映画も寺町の外れで。私がキップ売場で、
「大人二枚!」なんて当たり前の事を緊張していっているとき、看板の裏に隠れていました。
他の先輩には想像もつかない姿でしょう。
一度真剣に「お前平
と遊んでるようだけど、何して遊ぶんだ?あいつと居てなんか面白いことあるか?おまえらひょっとしたらコレちゃうか?」ホモ疑惑まで出ました。
勿論ノーマルです。
少し真面目な話を。
初めて家に遊びにいったとき、びっくりした事が何点か。
二階の3部屋を自分のスペースとして使ってたんですが、(お兄さんはすでに独立されてました)1つは寝室、ベッドと大きなステレオ、主に松山千春を聞いてました。
真ん中の部屋はトレーニング部屋で、豪華なベンチプレスのセットがありました。学校ではあまり筋トレしない人だったんですが、その理由が分かりました、家に帰ってからやっていたんです。
よくありがちですが、1人で限界までやってしまい、潰れてお袋さんに救出されたそうです、この経験は私もあります。
最後の部屋は作戦部屋で、あらゆるラグビー関係の雑誌や書籍。
大きなホワイトボードにマジックでグラウンドのラインがかかれており、磁石の選手を1人で動かして、サインプレーを考えていました。
やっぱりラグビーの事ばかり考えている変わり者かも知れませんね。
次回はこの部屋で考え出された理論について。
こんなのブログに書いて怒られるかな。
誠二ですが、お待たせしました、誰も知らない、奴の話です。
この人高校に入って直ぐに「俺は三年生の時にこのチームのキャプテンをやり、花園で優勝する。」と、
強く心に決めたそうなんですが、
それ以来、チームメイトと必要以上に親しくしない事にしたそうです。
普通反対ですよね、チームにとけ込んで連帯感を強めようとするものですがこの人は違います。
後にキャプテンになったとき、チームメイトに辛いことや嫌なことも言わなければならないだろうと、その時に、それまでベタベタ付き合っていたら、
「キャプテンになった途端に何偉そうに言うとんねん。」と思われないように、ラグビー以外あまり自分を見せないようにしようと決めたそうなんです。
高1、15歳の時です。
普通15歳位では、将来優勝するぞとか、プロ選手になるぞとかなら強くおもう人はいるとは思いますが、
その目標のために、三年間友達と距離を置くことを決める人は稀でしょう。
T崎さん他数人はなんとなく雰囲気で分かっていたみたいですが、大半の先輩は、ラグビー以外面白みの無い変わり者と思っていました。
私も後になってその理由を聞くまで、あの一年生の時居残り練習に付き合っていた頃は、ラグビー以外興味の無いつまらない人だと思っていました。
2年になって少しずつ話をするようになったとき、疑問に思い聞いたところ、先ほどの理由を教えてくれました。
それから急激に親しくなり、練習が休みの時や早く終わった日は、よく二人で遊びにいってました。
ラグビー以外でもとっても面白い人で、音楽の趣味も合いましたし、よく映画にも行きました、13日の金曜日を初めて見たのはこの人とだったと思います。
高校生が観てはいけない映画も寺町の外れで。私がキップ売場で、
「大人二枚!」なんて当たり前の事を緊張していっているとき、看板の裏に隠れていました。
他の先輩には想像もつかない姿でしょう。
一度真剣に「お前平
と遊んでるようだけど、何して遊ぶんだ?あいつと居てなんか面白いことあるか?おまえらひょっとしたらコレちゃうか?」ホモ疑惑まで出ました。勿論ノーマルです。
少し真面目な話を。
初めて家に遊びにいったとき、びっくりした事が何点か。
二階の3部屋を自分のスペースとして使ってたんですが、(お兄さんはすでに独立されてました)1つは寝室、ベッドと大きなステレオ、主に松山千春を聞いてました。
真ん中の部屋はトレーニング部屋で、豪華なベンチプレスのセットがありました。学校ではあまり筋トレしない人だったんですが、その理由が分かりました、家に帰ってからやっていたんです。
よくありがちですが、1人で限界までやってしまい、潰れてお袋さんに救出されたそうです、この経験は私もあります。
最後の部屋は作戦部屋で、あらゆるラグビー関係の雑誌や書籍。
大きなホワイトボードにマジックでグラウンドのラインがかかれており、磁石の選手を1人で動かして、サインプレーを考えていました。
やっぱりラグビーの事ばかり考えている変わり者かも知れませんね。
次回はこの部屋で考え出された理論について。
こんなのブログに書いて怒られるかな。