みなさん、こんにちは!医療法人社団カワムラヤスオメディカルソサエティ 河村病院所属 社会保険労務士原田聡です。

今年の岐阜市の桜の開花予想日は3月21日、そして30日が満開らしい。

岐阜県で有名な花見の場所の一つに上げられる淡墨公園、根尾谷淡墨ザクラが豪快だ。ここの桜は、日本三大桜の一つらしく、何でも国の天然記念物だそうだ。

 

桜の開花予想って、どうするのか疑問に思って調べたところ、そこに使われる知識、それは「積分」。

なんでも、400℃の法則と600℃の法則という2つの計算方法があり、前者の場合は、2月からの毎日の平均気温を足していき、その合計が400になった地点が開花日で、後者の場合だと、2月からの毎日の最高気温を足していき、その合計が600になった地点が開花日ということだ。

日々の変化を積みかねる計算は、まさしく「積分」ですね。

 

積分は、与えられた関数において、ある点からある点までの範囲の面積を出すときに、使う物だが、計算方法はいたってシンプルでやさしい。積分の記号で、インテグラルなるものを使うが、数学アレルギーがあるとこの記号を見ただけで意識が遠のくみたいだ。

単なる面積計算の記号だと思えば、簡単だ。

一方、微分は、積分の反対で、現在の合計面積は、どんなものが積み上がってできたものかを調べるものだ。

時速60キロで3時間進めば、距離は180キロになるが、この180キロは、3時間という時間をどんどん細かくし、その細かくした時間あたりの速度を合計したものだが、この短くした時間あたりの速度変化を調べるのが微分っていったところか。

 

例えば、今の自分のこころの満足度をあらわす数値があるとしよう。この数値は、毎日楽しかったなあとかしんどかったなあとかのこころの動きの積み重ねの結果である。

つまり、毎日の気持ちを積分したものが今の気持ちの状態だ。

一方、今の気持ちとなった心の曲線を微分すると、気持ちが上がり調子なのか、そうでなかったのか分析できる。この微積の考え方は、とても有益だあるし、昔習った知識を思い返すのも、これまた楽しいもんだ。