みなさん、こんにちは!医療法人社団カワムラヤスオメディカルソサエティ 河村病院所属 社会保険労務士の原田聡です。

好き嫌いってありますでしょうか?それは食べ物かもしれないし、人かもしれない。仕事内容かもしれないですね。

人間って、日々、判断し、決断をし、行動をしていくものなので、その過程において「好き嫌い」の感情が芽生えるのは、まあ、当然のことだと思います。よく好き嫌いをなくせとか言うけど、本質的には、無理なことではと感じます。好き嫌いをなくすためだけの努力って、無駄では。

そんな中で、重要に感じることは「嫌い」への対応の仕方だと思います。嫌いを嫌いのままで終わらす行動って、自分の殻をただ固守するタイプで、成長しづらいのかなと思います。

例えば、「人参」が苦手な場合。苦手だから、絶えずそれから逃げ回る人もたくさんいるかもしれないけど、カレーライスとかで煮込んだ人参だと食べられるかもしれない。工夫することで苦手なものでも受け入れできるかもしれない。嫌いを嫌いで終らすのではなく、工夫することが大切で面白いのだと思う。

「人間関係」もそうだ。苦手な人をあえて好きになれとまでは思わないけど、人にはいろいろといいところがあることを前提にすれば、苦手な人を遮断することはもったいなく思い、自分とタイプの違う人だからこそ、学びたいところがたくさんあると思って行動してみてはと思います。

「魚心あれば水心」。意味は、相手が自分に好意を示せば,こちらも好意をもって応対する用意があるとのこですが、それを踏まえて、こちらから好意を示すようにしています。苦手な人に直接行為を示すことは、なかなか難題なので、苦手な人の周囲の方に対して、苦手な人のいい点をしゃべるようにしています。

人間って、うわさ話やひそひそ話が好きなので、このようなタイプの会話の内容は、直接本人に言わなくても、風の便りで本人に届くものです。学生の頃こんな会話ありませんでしたか?「〇〇さん、△△くんのことが好きらしい」、応用すれば好きな人も周りにその人のいいところをたくさん語れば、そのことを直接本人に言えなくても・・です。

「仕事内容」についても、好きな仕事、嫌いな仕事ってあるものです。嫌いな仕事だからってやいらない訳にはいきません。嫌いな仕事になりやすいのは、端的にいえば自分の能力を超えている仕事で何をしていいかすらわからないものや、単純作業で仕事に対する充実感のないものかと感じます。自分の能力を超えている仕事あれば、今やネット社会、調べまくれます。それでもわからなければ聞きまくります。その過程に入ると、どんどん自分が成長していくラインなので、やり遂げるた後は大きく成長できています。誰しも最初からできる人なんていませんから。

単純作業も工夫次第で、難易度の上がる仕事にできるかもしれません。例えば、Excelの単純作業も、マクロを組んでできないかとすれば、難易度はあがるかもしれません。流れ作業にしても、仕事の配置・レイアウト、ミスを防ぐための仕組みづくりなど考慮する仕事にすれば、単純作業ではないかもしれません。仕事に対する工夫ができないから、単純作業になってしまうのかもしれません。

能力不足の人の多くは、言われたことしかやらないしできないので、成長できないもんではと思います。

「嫌い」への対応、「苦手」への対応。そこから逃げまくるのもいいですが、角度を変えてみるもの楽しいかもしれしれません。