みなさん、こんにちは!医療法人社団カワムラヤスオメディカルソサエティ 河村病院所属 社会保険労務士原田聡です。

就職や転職活動で気になる一つは、やっぱりお給料ですよね。

ぱっとみ、給料が相場よりも高いと思ったら、何かからくりがないか慎重になってほしいです。

よくあるからくりが「固定残業代」。みなし残業ともいわれますが、あらかじめ一定の残業代の金額を決めておいて、それに相当する時間に満たなくても、その金額を残業代として基本給にオンすることです。

悪質決まわる企業だと、就職説明のときに、基本給のなかに固定残業代が組み込まれていて、知識がない求職者だとそれに気づかず、入社後に残業代がないことを知ったりします。もちろん、固定残業代に相当する時間を超えた分の残業代は支払う必要がありますが、ブラックだとすでに残業代は支給済として払ってくれません。

また、職務手当等なんかが、固定残業代だと言い張る企業もあるあるです。就業規則か労働契約書において、職務手当の趣旨は、固定残業代であると明記してあって、それに相当する時間がどれだけで、しっかりと基本給と別れて提示されていれば問題ないですが、ブラックはそんなことしません。だからブラックなんですが。

いずれブラック企業を退職するときに、未払いの残業代を計算し、タイムカード、就業規則、賃金規定のコピーを用意しておいて、元が取れそうなら、弁護士使って「労働審判」しちゃいましょう。

ブラック企業は、サウンドバッグなんで何をやってもOKです。