しなやかに受け止め、さわやかに応える4 | 仕事を価値あるものに、職場を価値ある場所に

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中小企業診断士・生涯学習開発財団認定コーチ・産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
コーチング、カウンセリング、コンサルティング。ニーズに合わせ最適なものを活用したい。 人が生きる場を支援したいです。

前回のブログでは、

不都合な出来事がネガティブ感情を引き起こすのではなく

受け止め方がネガティブ感情を引き起こす

ということをお話しました。

 

実はこれはカウンセリング理論としてとても重要な

アルバート・エリスの論理療法(ABC理論:受け止め方の癖をビリーフと呼んでいます)

アーロン・ベック氏の認知療法(受け止め方の癖をスキーマ:自動思考と呼んでいます)

で提唱され、今日最もうつ病対応登壇のカウンセリングでも効果があがっている手法のひとつである

認知行動療法の基礎となっているものです。

 

近年注目されている

アンガーマネジメントやレジリエンスというキーワードも

根底にある理論はこの考え方がベースとなっているものが非常に多いです。

 

この受け止め方を見据えることは 怒りのマネジメントに限らず

不安や嫌悪、恐怖など あらゆる感情にあてはまりますので
心地よく今日を過ごすためにはとても大切な視点だと思います。

ただこの受け止め方は前回も書いたように長い人生の中で踏み固めてきた自動思考とよべるものなので

自分がその受け止め方をしているのだという認識すら持っていないことが問題です

 

だからまず最初は、ネガティブな感情に陥った際に、その引き金となっている受け止め方の癖を知ることが大事です

次回はこの受け止め方の癖を知る方法について書きたいと思います。