しなやかに受け止め さわやかに応える3 | 仕事を価値あるものに、職場を価値ある場所に

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中小企業診断士・生涯学習開発財団認定コーチ・産業カウンセラー・キャリアコンサルタント
コーチング、カウンセリング、コンサルティング。ニーズに合わせ最適なものを活用したい。 人が生きる場を支援したいです。

前回 不都合な出来事と発生したネガティブな感情の中間には

ひとつ心理プロセスがあることをお伝えしました

 

たとえば

 

理不尽なことが起きた と 怒って言い返した の間には
ひとつ心のプロセスがあります

 

それは

理不尽なことが起きた という不都合な出来事を自分がどう受け止めたかというプロセスです

その受け止め方が

誰も自分にそんな理不尽を言うべきではない と思えば 腹が立って言い返すかもしれません

しかし

自分はそういうことに対して無力だ と受け止めれば 黙って受け止めるかもしれない訳です

また
それは自分にとって大したことない と受け止めれば 気にもしないでしょう
ちゃんと会話できていなかったな と受け止めれば 相手に理解してもらうように会話を進めるかもしれません

 

すなわち

理不尽なことがあったから 怒って言い返したのではなく

それを 許せない事と受け止めたから 怒って言い返した訳です

 

自分にとって不都合なできごと(たとえば相手の理不尽さ) そのものが 原因ではなく

自分の 受け止め方が 感情の原因だということです

 

つまり ネガティブな感情は 相手ではなく 自分が引き起こしている ということです

ところが この受け止め方は 自分がその人生をかけて 少しづつ踏み固めてきた受け止め方なので

自分がその受け止め方をしている事すら 自分自身が気づいていません
誰もがそう思うものだと思い込んでいることが非常に多いわけです

それが短い時間なら問題ないかもしれません

そのことに囚われて 何時間も何日も ネガティブな思考を続けるとしたら 本当に人生の無駄遣いになりかねません

 

その受け止め方が少ししなやかになるだけで

起きる感情はゆるやかになり

自分自身の感情コントロールは容易になります