ミステリミッションをやっていたときに、図書館から借りた本をやっと読みました💧

最近、ミステリは無理感が高まっているんですけど。。。

 

<アマゾンより>

本格推理の巨匠がライフワークとして書き続けた
安楽椅子探偵の傑作シリーズ
そのすべての短編を発表年代順に収録
大好評の鮎川哲也「三番館」全集、第3集!

 

トリックの基本がずらりと並んでる、という感じです。

ネタバレを避けたメモを書きます。

 

「塔の女」

このトリックは、「象に乗った人が兵隊の恰好をした人たちに取り囲まれて行進していたが、布をかけると消えてしまった」というトリックの応用編です。象のトリックの話は、海外ミステリの本か何かで紹介されてました。

 

「停電にご注意」

これは、アリバイ崩しの話です。写真のネガを左右逆に焼くと、アリバイの時刻が変わってくるという話。そんなことを書いたらネタバレになりそうですが、そのトリックは使ってないと丁寧に説明されている話だったので。

 

「棄てられた男」

なぜ、殺された男は庭に運ばれていたのか❓ という話です。

 

「秋色軽井沢」

これは、地名を使ったアリバイ崩しの話です。

 

「ブロンズの使者」

新人賞で受賞した作品は盗作かどうかっていう話です。

新人賞を目指しているわたしたちは、応募作品がそのまま掲載されるわけではないとは知ってますが、普通は知らないかもなー、とは思いました。

 

「青蘭莊事件」

古くて大きなお屋敷に住む老人が、同居している甥や姪たちの誰かに殺された話

 

「材木座の殺人」

テレビドラマを見た時刻による、アリバイトリックの話

(トリックは、これでいいのか、とちょっと思う。。。)

 

「人を呑む家」

家に入った人が消えてしまったという話。

(トリックというものは、わかってしまえば、そんなことか、と思うものだ、とつくづく思うトリックです。そういうことを考えるのがすごい。しかし動機は❓ 家を安く売買すれば、税金の節約になるって本当か❓ けれども、昔のミステリの場合、動機はどうにか作ることができればいいのかな❓)

 

全体として、それなりに楽しく読めました。

事件→謎の提示→答え、という形の短編は、気楽に読めて楽しいです。

しかし書くのは大変ですよねーあせる