お屋敷ものって、あこがれまーすキラキラ

知人に、「お屋敷ものを書いてみたーい」と言ったら、

ニコ難しいでしょ。

 

今更、お屋敷ものを書くなんてガーンガーン

でも、『蒼海館の殺人』も『紅蓮館の殺人』もお屋敷でーす。

☆「このミステリーがすごい! 2020年度版」(宝島社)国内編 第6位

2019年12月発行、作品:2018年11月 - 2019年10月

☆「このミステリーがすごい! 2022年度版」(宝島社)国内編 第5位

2021年12月発行

 

さて、今回は『紅蓮館の殺人』の感想です。

まず、アマゾンでの紹介をコピペします。

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全焼まで、残り35時間。
館に山火事迫る!
殺人の真相を解き明かし、絡繰だらけの館から脱出せよ。
☆☆☆
山中に隠棲した文豪に会うため、高校の合宿を抜け出した僕と友人の葛城は、落雷による山火事に遭遇。
救助を待つうち、館に住むつばさと仲良くなる。
だが翌朝、吊り天井で圧死した彼女が発見された。
これは事故か、殺人か。
葛城は真相を推理しようとするが、住人や他の避難者は脱出を優先するべきだと語り――。
タイムリミットは35時間。
生存と真実、選ぶべきはどっちだ。

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本の裏に書いてある紹介とか読まないで、読み始めたのですが、

このお屋敷にはなんと吊り天井があったのです。

って、アマゾンの紹介にも書いてありましたが、ちゃんと読んでなかった。

 

なので、びっくりです。

吊り天井のある部屋があるなんて、ここで殺人事件が起きるに決まってるではないか❓❗️

そして、案の定、人が死ぬ。

しかも死んでしまった少女には死亡フラグが立っていたガーン

夏休みが終わったら、いっしょに映画を観にいこう、と主人公が約束したんですガーン

 

うわわ、こんな展開でいいのか❓❗️

しかーし、ここまでは紹介されていた展開でしたー爆笑あせる

 

この先はもう語れませんが、吊り天井での殺人事件でも、とても満足な展開でした。

つまり、おおー、そう来たかって感じです。

 

『蒼海館の殺人』も『紅蓮館の殺人』も、レーベルがタイガなのでライトノベル系ということになりますが、それはおそらく主人公と探偵が高校生だからではないか、と思えます。

中味はぎっしりと素晴らしいキラキラ

ばりばりの本格です。

 

社会派系でないばりばりの本格って、読後、どんよりしないので好きです。

軟弱ものなのでありがたいです。

殺され方は派手なんですけどねーあせる