東信(長野県東部)ツアー | ギター製作者 佐久間悟のブログ

ギター製作者 佐久間悟のブログ

楽器製作と日常について書きます

湿気を吸ってギターが重たい季節です。
湿度計とにらめっこの日々が続きそう。
軽やかに鳴ってくれる季節が待ち遠しいですね。

さて予告通り上田十里四方の話題に参りましょう。
その前にせっかく写真を載せたのでニュータイプ試奏のご報告。
塗装前の白木の状態で弦を張ってみました。
結果…語彙が乏しいので表現できません。笑
ただ楽器の鳴り方が根本的に違う印象。
スケールの大きさは予想をはるかに越えたので上々の出来でしょう。
塗装すると音が締まるので仕上がりが楽しみ。
リスクを取るとリターンがある事を再確認しました。

では軽井沢の話題へ。
大賀ホール演奏者ラウンジにて角圭司氏のコンサートがありました。
帰国10周年の節目に7/18東京文化会館にてリサイタルを行います。
それに向けて師である尾尻雅弘氏をゲストに迎えデュオで演奏。
息の合った演奏を聴かせてくれました。
二重奏は音数も多いので表現の幅が広がりますね。
2人の人間、2台の楽器、個性が解け合い楽しい音楽になります。
素敵な演奏を東京から駆け付けた友人と楽しませてもらいました。
7月東京上野のリサイタルに顔を出そうか検討中。
更に完成度を上げた演奏を楽しみにしています。

その夜、軽井沢から雨の山道を運転して立科「しなの家」へ。
ゆっくり1泊してくつろぎました。
翌朝は雨も上がり、窓を開けると緑が眩しい。
澄んだ空気と木漏れ日が気持ちよい。
ゆったりした気分で贅沢をさせて頂きました。
イワナとふきみそが美味しかった…

夕方からは角さん尾尻さんコンサート第2ラウンド。
上田市内のお店、アランフェスにて同コンサート。
こちらはギター愛好家を中心に賑やかなワンプレート料理付き演奏会。
コンサート後の懇親会も大いに盛り上がりました。
酒をこよなく愛すマエストロは打ち上げも
決して手を抜く事はありませんでした…もちろん閉店まで。

ニューモデル



軽井沢大賀ホール演奏者ラウンジにて



立科しなの家



アランフェスにて



おまけ


ここまで書いて来て、完全に非日常を楽しんでいる…と客観的に思います。
もちろん仕事でもある…そう自己弁護するのですが苦しい言い訳。
やはりコンサートは純粋に楽しいもの。
私には必要不可欠なイベントです。
良質な音楽を提供してくれるアーティストに感謝申し上げます。

今後もしばらく忙しい日が続きそう。
いろいろな方と会い、刺激を受けながら製作を進めたいと思います。
順次ご報告しましょう。

ではまた。
良い週末を。