■キャプション:
神楽の無心は、神無の無心と違いますねw
現代人にも通ずる無心(現実逃避)。
これもわりと短編。まえがき・あとがき無し。
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いつもの自由勝手な行動をし、
奈落に制裁を受けた神楽。
その日の仕事が終わり、
夜、人見城の自室に戻る。
明日が非番ならテンションも上げて
好きなこともできるが、
明日は遅番の出勤である。
歯磨きはOK。
部屋の扉を閉めて
ベッドの横のサイドテーブルにノートパソコンを置き、
そのままベッドに横になって
ふかふかのクッションで頭を少し起こして横目で
一度見たことのある安心して見られるゲーム実況動画を
照明はパソコンの明かりだけで、音量小さめで
ふてくされて延々と見続ける。
サイドチェストにはグラスに入った水が置かれている。
季節は晩秋から冬に向かっていて
電気毛布と羽毛布団の組み合わせがとても暖かく心地良い。
そしてただただ心を無にし、今日のムカつきを忘れ、
ただひたすら動画を見続ける。
爆笑というほど面白くは無いし、
一度見た動画のため展開もほぼ覚えているが、
流れて来るゲーム音楽や実況者のコメントに
心は落ち着き癒やされる。
だが、遠い目のような現実逃避の状態で
心は無でただただ眺め続ける。
一度見た動画だと考えずに見られるところが良い。
そしてしばらく動画を見つめ続けるうちに
神楽は自然と眠ってしまった。
次の日は遅番の出勤時間よりも少し早く起きられ、
少し自由を享受することができた。
おわり
あとがき無しのため、ほんとにおわりです。
読んでいただき、ありがとうございました。