■キャプション
筆者実話。
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■まえがき
※ 奈落家のいつもの設定確認
・設定は戦国時代なのに、なぜか現代の要素が入る。
(今回は普通に公園のシーン。)
・奈落家の服装は、原作通り。
・奈落さんと分身たち皆、生存していて
人見城に一緒に住んでいる設定です。
※ この話は、出てくる登場人物は奈落家ですが、
内容は筆者とその友人たちの実体験です。
作中に出て来る幽霊(?)とも本当に出会っています。
それほど怖くないですが、
苦手な方はここで閲覧をお控えください。
今回の話のモデルとなった実際に行った心霊スポット
栃木県 宇都宮市ラブホ街
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公務後の花金の夜道。
人見家姉弟のいつもの三人は、城下町の団地近くを歩いていた。
神楽「白夜、ほんとにそこの公園、オバケ出んのかよ?」
白夜「町民たちの密かなウワサだとそうらしいぜ」
神楽「ほんとかよ!?w」
神無「とりあえず行ってみる…」
白夜「そうだな」
*
白夜「出るの、あそこの小さい工場跡らしいぜ」
三人は心霊スポットの外観が見えるすぐ横の公園のブランコに腰掛けた。
珍しくもこげるブランコはちょうど三つあった。
公園のブランコに座ってこいだり、しばらく雑談しながら、
心霊スポットの方にふと目を向けていると…。
工場跡の窓ガラスにムンクの叫びのような青白い顔が一つ
ボヤーッと浮かび上がって来る。
白夜「うわああああああああああ!!!」
神楽「ああああああああああああ!!!」
神無「…!!!」
三人全員に見えた。
すぐさま、その場から駆け出す。
*
公園から離れ、再び団地の夜道。
神楽「ハァハァ。オバケってああいう風に出んのな」
息切れしている三人。
白夜「ハァハァ。塩素系の漂白剤で白い台ふきのシミを抜いた時みたいなスーッっていう出方だったな」
神無「ハァハァ。…?」
神楽「よくわからんたとえだけど、こえーわw」
神無「びっくりした…」
神楽「あれは追っては来れないタイプのオバケだよな?w」
白夜「たぶん。地縛霊とかなんかな? 悪い霊ではなさそう」
神楽「あれで悪くない霊で怖くない方なら、もっと凶悪な霊ってどんだけだよw」
神無「十分怖い…」
神楽「帰って歯磨いてる時とかに鏡に映ったらやだわー」
白夜「追っては来れないけど、瞬間移動して出ることはできそうだもんなw」
神楽「やだなー」
神無「怖…」
三人は工場跡の方には戻らず、そのまま人見城へと帰路についた。
おわり
■あとがき
神楽姐さんの叫び声
「きゃああああああ!!!」だったら
可愛いなと思うのですが、
前に一回そういう風に書いたので
「ああああああああ!!!」にしました。
その方がリアルかなあ?
読んでくださりありがとうございました。
ほんとにおわり