「裏ワザ試したら壊れた…」ファミコンの苦い思い出 歴代ハードでのトラウマ級“やらかし”
中年である筆者は、ファミリーコンピュータ以来、さまざまなハードを体験してきました。1本1本のゲームもそうですが、「ハード」にも深い思い出があります。今でも強く憶えているのは、ショックな悲しい思い出ばかりです。各ハードの「ハードな思い出」を回顧したいと思います。
●誰が発明したのか、恨めしい…ファミコン『ベースボール』と10円玉
最初に親に買ってもらったゲーム機がファミコンという方も多いと思います。子供心に「この世の娯楽の頂点」と思えるほど楽しく、中毒のようにプレイにふけっていました。
そんなある日、あるウワサを耳にします。『ベースボール』をプレイ中、後にジョイスティックなどを差し込む金属の端子部分に10円玉をガチャガチャ接触させると、ピッチャーが超遅球を投げる、というのです。
実際に試してみると、ウワサにたがわぬ超遅球が実現しました。「おっそー!!」と子供特有の意味不明なツボを刺激し大爆笑。何度も何度も繰り返してプレイしました。
ところが、あるタイミングで、ファミコンのゲーム画面が表示されなくなったのです。別のソフトを試してみても、解決せず。悲しみに暮れながら親に告白すると、激怒され修理に出すことに。しばらくファミコンをプレイできない、という自業自得ですが苦い経験をしました。
●乗り物酔いのトラウマは消えず…「ゲームボーイ」
「ゲームボーイ」の登場で、ゲームが携帯でき、どこでも遊べるようになりました。『ファミコンウォーズ』、『ドクターマリオ』など、たくさんの思い出を作ってくれた名機です。
ところが、そんなゲームボーイとお別れする時が……。
家族旅行でのこと。今日も今日とてゲームボーイを携え、車内でご機嫌に『テトリス』をプレイしていましたが、だんだんと胸に違和感を覚えてきました。
筆者は乗り物酔いしやすい子供だったうえ、皆さんも経験があると思いますが、嘔吐感というものは突然、ピークに達するもので、このときも唐突の吐瀉。家族はびっくり、車内に漂う悪臭……。
間一髪、ゲームボーイにかかりはしなかったものの、親に怒られ、旅行中はゲームボーイの没収という制裁を受けました。 それ以降、ゲームボーイを見ると、あの時の胸のむかつきがトラウマとしてよみがえり、だんだんとプレイすることが減っていきました。
●「プレステ」のメモリーカード、データ削除で虚無感頻発!?
無印「プレステ」こと「PlayStation」の記録装置といえば「メモリーカード」で、セーブデータなどをそのカードに記録するという、当時としては斬新なシステムでした。
容量は15ブロックに分割され、ゲーム数本で容量はパンパンになりました。ブロックを削除すれば、その分、別のデータを上書きできるため、当時、数枚しかメモリーカードを持っていなかった筆者は、ブロック削除のやりくりで多くのタイトルをプレイしていました。
そんなある日、新しいゲームを迎え入れるためのブロック削除の儀式を行い、容量の空きを作っていたときのことです。大切に保存していた『ダービースタリオン』のデータを誤って削除してしまったのです。
多くの時間を費やし、初めての顕彰馬「ダッフンダ」、凱旋門賞を制覇した「オデンノシラタキ」、牝馬三冠の「ノブコオチアイ」などを生み出した我が牧場のデータがなくなってしまったのです。
このような頭を抱えるトラブルで虚無を感じる時間を生み出すのも、プレステならではでした。
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以上、ニュース記事を引用させてもらったが、ファミコンの『ベースボール』を10円玉を使う裏ワザの話は昔から知っている。だけど、試した事は一度もなかった。記事を読んでいると実際にやった人はいるんだなぁと。
記事以外だと、『ポパイ』でポパイがブルータスをやっつけた際、ブルータスが復活する場所でパンチを連続して繰り出すとブルータスが震えた状態で上昇する裏ワザは結構有名だ。しかし、やり過ぎるとファミコンが壊れるという都市伝説があった。それを信じて敢えてこの裏ワザは使わなかった。それに失敗する場合もあったから。
プレステに関しては、メモリーカードが必要なゲームが幾つかあるが、様々なゲームをすればニュース記事に書いてあるようなトラブルに見舞われるだろう。でも、俺の場合はドラクエしかプレイしていなかったので、そういったトラブルの経験はない。因みにドラクエ7をプレイした時は、メモリーカードの代わりにポケットステーションを使用していた。
最後にファミコンの話題に戻るが、『スーパーマリオブラザーズ』で9ワールドに突入できるバグ技があったのを覚えている。だが、これをやるとファミコン本体やゲームソフトに異常をきたす恐れがあったらしい。制作者が注意喚起したような気がする。
