FC版『ドラクエ3』にあった「使えない呪文」 | KILL YOURSELF

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FC版『ドラクエ3』にあった「使えない呪文」 発売当時は「ガッカリ」ばかりではなかった?

 

 

 ファン待望のHD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の発売日が発表され、ドラクエ界隈は盛り上がりをみせています。1988年に発売されたファミコン版『ドラクエ3』を遊んだ往年のファンも、このニュースを聞いて当時を懐かしんでいるのではないでしょうか。

 

 マグミクスでは当時を懐かしむ、「“お前それ何やねん…”とガッカリした『ドラクエ3』魔法使いが高レベルで覚える呪文」と題した記事が配信され、ゲーム攻略上「あまり使えない」とされる呪文が紹介されました。

 

「アバカム」「レムオル」「シャナク」のように、習得タイミングが遅すぎたり、あまりにも用途が限定的だったりした呪文があるのは間違いありません。また、「ニフラム」や「バシルーラ」で魔物を消した(飛ばした)際、経験値が得られないことに多少の不満もありました。

 

 しかし、当時リアルタイムでファミコン版を遊んだ世代からは、『ドラクエ3』の呪文については、「使える」「使えない」以前に、別の印象を抱いたという声が多数寄せられました。初代『ドラゴンクエスト』の呪文は全10種類、『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』は22種類、そして『ドラクエ3』では一気に60種類まで呪文のバリエーションが増えたことに、何よりも胸を躍らせたのです。

 

 しかも当時の主な情報源は、雑誌や口コミだったため、新しい呪文に関する詳細な事前情報はほとんどありませんでした。ゲームの発売前、聞いたことのない呪文に関する軽い記事が雑誌に載ったときは、どんな効果なのか、みんな興味津々で語り合ったものです。

 

 また、それが本当に便利な呪文なのかを判断するには、実際にゲーム中に使ってみるしかなく、レベルアップで新呪文を習得するたびに、ワクワクしながら試したことも忘れられません。

 

 それに、ほかにも同様の効果を持つ道具や場所があり、呪文としての使いどころが限られる「レムオル(姿を消す)」や「シャナク(呪いを解除)」「ラナルータ(昼夜を逆転)」などが、今では「使えない呪文」扱いされているようですが、これらはまさにロマンが詰まった呪文に感じられました。

 

 特定のイベントが終わったら、ほぼ使う機会がなくなるものもあります。しかし、唐突にレムオルで姿を消してNPCに話しかけてみたり、意味もなくラナルータで昼夜を逆転させてみたりするのも、遊び方のひとつだったのです。

 

 そして冒険を進めていくうちに、頻繁に使う呪文は絞られていきましたが、そこに至るまで、あれこれ試行錯誤する過程が楽しめたのも、今となっては良い思い出です。

 

 発売日が2024年11月14日(木)と発表された、HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』には、きっとファミコン版にはなかった新たな呪文や、新特技が追加されることでしょう。すぐネットなどに攻略情報が出回るとは思いますが、ファミコンの頃のように、手探りで呪文を試す「非効率プレイ」をあえてやってみるのも、おもしろいかもしれませんね。

 

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 以上、ニュース記事を引用させてもらったが、『ドラクエ3』の“使えない呪文”でまず思い浮かぶのが「ニフラム」だ。敵1グループを光のかなたへ消し去る呪文だが、消し去った分のゴールドと経験値は得られない。使うだけ損だと思ったので、殆ど使った記憶がない。


 「レムオル」に関しては、エジンベアの城に入る以外は特に目的はない。また、「ラナルータ」は気が向いた時しか使う事がなかったし、「アバカム」は「最後の鍵」があれば必要なし? でも、「シャナク」は教会でわざわざ呪いを解く必要がないから個人的には必要だった。


 最後に「ベホマズン」だけど、3では62もMPが消費した。1人ずつ「ベホマ」を使えば充分だと思うが、これは緊急という意味なのか。それ以降のシリーズは消費MPが大幅に減ったが、11では「ベホマ」もかなり消費したような…。