『ドラクエ』の王様はなぜケチる? | KILL YOURSELF

KILL YOURSELF

ブログの説明を入力します。

『ドラクエ』の王様はなぜケチる? 勇者の旅立ちで出し渋った宝物庫のアイテム

 

 

「ドラゴンクエスト」シリーズにおいて主人公が旅立つ際に、王様からアイテムを貰うのはおなじみの流れです。しかし、魔王を討伐しに行くという若者を前にして王様が渡すアイテムは、貧弱な初期装備というのがお決まりで、結局、自力で武器や防具を調達していくことになります。

 

 例えば『ドラゴンクエストIII そして伝説へ… 』のアリアハンの王様は、「魔王バラモス」の討伐に旅立つ主人公に対し、「準備を整えるためのアイテム」を授けます。

 

 主人公の父「オルテガ」は、過去に魔王討伐へ向かった先で亡くなったとされています。その息子である主人公の魔王討伐を見送ってくれるのなら、それ相応の装備とお金を与えてくれるかと思いきや、アリアハンの王様は「こんぼう」や「たびびとのふく」といった最低限の装備と、50ゴールドしか渡してくれませんでした。魔物の討伐をなめているとしか思えず、父のオルテガも同じような境遇で旅に出た可能性を考えると、複雑な心境になるのではないでしょうか。

 

『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』の「グランエスタード」の王様「バーンズ王」も、かなりの武器を隠し持っていました。主人公の旅立ちの地であるグランエスタードの城の宝物庫には、ゲーム終盤、「さいごのかぎ」を使用することで入ることができます。

 

 なかには「王者のつるぎ」という攻撃力120の強さをもつ高性能武器が収められていました。旅立ちの際に貰っていれば、もっとスムーズに冒険が進んだことでしょう。

 

 ケチな王様の話をする上で、『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』の王様も外せません。まずは、サマルトリアの王様です。サマルトリア城には「きんのかぎ」を使用して入れる部屋があり、なかには伝説の勇者ロトの装備である「ロトのたて」が眠っています。『ドラクエ2』では王の息子であるサマルトリア王子が旅の仲間になるものの、その段階で、なぜかロトのたてを渡されていません。

  

 また同じく旅を命じられて旅立つローレシア王子も、親であるローレシア王からは50ゴールドと「どうのつるぎ」しか渡されておらず、旅立ちを見送る親の対応としてはいかがなものでしょうか。また城に保管されている重要アイテムで、ロトの子孫である証「ロトのしるし」も、渡してはくれませんでした(もっとも、ずっと先までアイテム枠を圧迫するだけなので、この点だけは気が利いているといえるのかもしれません)。

 

 もしかすると、王様の血も涙もない対応は、王様から主人公たちへの試練のひとつだったのかもしれません。

 

----------------------------------------------------------------

 

 以上、ニュース記事を引用させてもらったが、ドラクエの王様は主人公が旅立つ際、何故貧弱な装備と最低限のゴールドしか与えてくれないかだ。コラムの終盤にも書いてあるように、王様は主人公に試練を与えているのかもしれない。


 ドラクエ1を初めてプレイした際、最初に装備したのは「こんぼう」と「ぬののふく」だったような気がする。モンスターと戦ってゴールドを貯め、貯まったゴールドで装備を強化するという訳だ。また、2ではローレシアの王子の初期装備は「どうのつるぎ」だが、「こんぼう」と比べると多少マシという事か?


 そう言えば、1でゴールドを没収されてしまう裏技(?)があったような気がする。詳しい事ははっきりと覚えていないが、言われた通りに行動しないと没収されるようだ。ゴールドがないと無防備の状態でモンスターと戦わなければならないし、死んでしまうリスクもかなり高くなると思われる。