「白銀聖闘士」の印象を貶めたのは誰だ! | KILL YOURSELF

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『聖闘士星矢』ほかと比べて弱すぎない? 「白銀聖闘士」の印象を貶めたのは誰だ!

 

 

 『聖闘士星矢』に登場する、主人公の「天馬星座(ペガサス)の星矢」たち「青銅聖闘士」や、きらびやかな黄金の聖衣を身にまとった「黄金聖闘士」たちは、どちらも読者から高い人気を集めてきました。

 

 一方で、聖闘士のランクとしては彼らの間に位置する「白銀聖闘士」には、「弱いキャラ」「扱いがかわいそう」といった評が聞かれ、先に挙げた青銅聖闘士や黄金聖闘士と比べるといまひとつ、パッとしない印象ではないでしょうか。そもそも白銀聖闘士は、青銅聖闘士よりもランクが上のはずですから、本来であれば弱者扱いされるはずのない存在です。それでも白銀聖闘士が弱者扱いされるのは、一部の聖闘士の戦いぶりに原因があるのかもしれません。彼らの立場を貶めた白銀聖闘士は誰で、どのような戦いぶりをさらしてしまったのでしょうか。

 

 白銀聖闘士たちは、コミックス5巻「白銀聖闘士!美しき抹殺者の巻」から登場します。星矢たちよりはるか上の実力を持つ彼らの目的は、みだりに私闘を繰り広げ、聖闘士の掟を破った星矢たち「青銅聖闘士」を抹殺することでした。

 

 5巻に登場した白銀聖闘士のひとりである「蜥蜴座(リザド)のミスティ」は、指一本で大きなダメージを与えるなど、圧倒的な力で星矢を翻弄します。必殺技「マーブルトリパー」を放ち、とどめを刺した(と思い込んだ)ミスティは、海の水で返り血を洗い流すため裸になり、「神よわたしは美しい」と自らに陶酔しつぶやくのでした。

 

 しかし星矢は絶命しておらず、体に傷ひとつないミスティの姿を見て「ナルシスト」だと口にします。そして自分の体の傷は「男の勲章」だと誇り、「傷のいたみをひとつもしらないおまえなんかに勝利はありえないぜ!!」と言い放つのでした。

 

 そこから星矢の猛攻がミスティを襲い、最終的には星矢が勝利を収めます。その際、ミスティが「キズつくのを恐れていた」と弱音ともとれる言葉を漏らしました。当初のナルシストキャラは、この弱さを隠すための強がりだったという印象を拭えません。

 

 コミックス6巻「戦え!女神のもとでの巻」に登場した「烏座(クロウ)のジャミアン」も、残念な白銀聖闘士のひとりでしょう。青銅聖闘士の抹殺が目的だったミスティとは違い、聖闘士を束ねる教皇からの指示により、青銅聖闘士たちが守護している「城戸沙織(アテナ)」を誘拐することが目的でした。

 

 ジャミアンは離れた場所からカラスを操り、沙織を誘拐することに成功するも、後を付けてきた星矢に追い付かれてしまいます。星矢と対戦することになったジャミアンは、必殺技「ブラックウイングシャフト」を放ってダメージを与えました。

 

 しかし誘拐された沙織が目を覚まし、超能力のような力を発揮すると、その力を感じたカラスがジャミアンに襲い掛かります。自分のカラスに襲われ、頭を抱えながら「やめてくれーっ」と反応するシーンは、とても強者であるはずの白銀聖闘士とは思えませんでした。

 

 星矢と同じ青銅聖闘士である「鳳凰星座(フェニックス)の一輝」に、手も足も出ずあっさりと倒された「御者座(アウリガ)のカペラ」も、強さを証明できなかった白銀聖闘士でしょう。

 

 カペラは仲間の白銀聖闘士ふたりとともに、ジャミアンの魔の手から逃れた沙織を改めて拉致するために現れます。一輝は彼らに「おとなしく日本を去れば命だけは助けてやってもよい」と伝えますが、カペラは聞き入れません。

 

 一輝に対してカペラは攻撃を加えようとしますが、傷ついた星矢を抱えて片手しか使えない一輝にあっさりと倒されてしまいます。なんとか立ち上がったカペラは反撃を試み、円盤を使って一輝の首をはねたかと思いきや、その光景は一輝が放った「鳳凰幻魔拳」によって見せられた幻影でした。

 

 心のなかの恐怖心を増大させて相手の精神を崩壊させる「鳳凰幻魔拳」によって、精神がズタズタにされてしまったカペラは、立ち上がっても動くことができず、最後は一輝に指で押されて倒されます。青銅聖闘士のなかでもトップクラスの実力を持つ一輝が相手とはいえ、ここまでカペラが一方的にやられてしまったことは、読者に「白銀聖闘士=弱い」という印象を与えた大きなきっかけになったのかもしれません。

 

 このように失態を演じ続ける白銀聖闘士のなかでも、コミックス7巻「獅子座アイオリアの挑戦の巻」に登場した「ヘラクレス星座のアルゲティ」「銀蠅座(ムスカ)のディオ」「巨犬座(カニスマヨル)のシリウス」の3人が見せた戦いぶりは、もっとも白銀聖闘士を貶めたものだといってもいいでしょう。

 

 このエピソードで3人は、黄金聖闘士である「獅子座のアイオリア」によって傷だらけにされたうえに聖衣も着ていない星矢に襲い掛かります。絶体絶命のピンチに星矢は、どこからともなく現れた射手座の黄金聖衣を身につけると、一瞬にして3人の白銀聖闘士を蹴散らすのでした。あまりにもあっさりと決着がついたため、この3人の登場は黄金聖衣を身につけた星矢の「かませ犬」のような扱いでした。

 

 彼らの戦いぶりに対して読者からは「白銀聖闘士が一番弱い気がする」「青銅聖闘士を苦しめたのはアルゴルだけ」「ミスティだけは際立っていたがほかは地味だった」などの声が挙がっていました。

 

 一方、白銀聖闘士のなかには、黄金聖闘士を凌ぐ「琴座(ライラ)のオルフェ」や、のちの『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』に登場する「祭壇座(アルター)のハクレイ」といった実力者も存在します。彼らの活躍ぶりを見れば、白銀聖闘士の存在意義は確かなものだったと認識できるでしょう。  

 

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  以上、ニュース記事を引用させてもらったが、『聖闘士星矢』は当時は毎回読んでいた(終盤はあまり読んでいなかったが)。青銅聖闘士より1ランク上の白銀聖闘士は、当初は“神”と“虫けら”の差があると言わていたくらいだ。


 一番始めに登場した蜥蜴座のミスティは星矢を圧倒するも、しまいには形勢を逆転され敗れ去ってしまう。ミスティと言えば作品の中でも一二を争うくらいのナルシストキャラで、返り血を浴びた身体を海水で洗うシーンはある意味印象的だ(笑)。


 それから数多くの白銀聖闘士が登場するが、中盤になると「本当に強いのか?」と疑いたくなる程だった。ニュース記事にも書いてあるように、ヘラクレス座のアルゲディ、銀蝿座のムスカ、巨犬座のシリウスの3人は完全な“噛ませ犬”と言っても過言ではない。


 一番苦労したのは、ニュース記事でも書いてあるようにペルセウス座のアルゴルだろう。何せ相手の心を読むのだから。しかし“無の心”を持った鷲座の魔鈴によって倒されてしまう。因みに魔鈴はへびつかい座のシャイナと同様、白銀聖闘士である。