おじいちゃん、おばあちゃんとの思い出は?
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「おじいちゃん、おばあちゃんとの思い出は?」と聞かれると、いろいろあるかな。ただ、爺さんとの思い出は微かな記憶しかない。何せ最後に会ったのが小学校に入学する直前だったので。
婆さんは夏休みの時期に遊びに来て、毎回楽しみだったのを覚えている。しかし俺が小学3年を最後にしばらく会えず、久々に会ったのが爺さんが亡くなった時だ。高校の入学式の前日に(その為に入学式には出席できず)。
それから婆さんは俺の家で暮らす事となり、その間何度か愛知県に帰ったが、俺が21になる年に完全に住む形となった。ところが婆さんが80過ぎた辺りから奇行(?)を繰り返すようになり、誰かが見張っていないと何しでかすか心配だった。
その2年後に婆さんの身体に異変が生じ、約2ヶ月入院する事となった。退院後はしばらくは老人ホームに通っていたが、体調が悪くなってからは自宅で寝たきりの状態であった。
そして俺が32になる年、婆さんが突然意識不明になった。直ちに救急車に運ばれ、母親も仕事から早退してきた。しかしその日の夕方、婆さんは肺炎により息を引き取ってしまった。享年87歳。
定期的に病院に通っていれば、もう少し長く生き延びていたかもしれない。そうすれば、甥っ子の顔を見る事ができたから。あれから17年、ほんとあっという間だ。
