レジェンドの背番号を"雑"に扱う中日の風潮 | KILL YOURSELF

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■レジェンドの背番号を“雑”に扱う中日の風潮… 球団関係者やファンから疑問の声も
(AERA dot. - 01月06日 16:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5926311



 去年の暮れに中日の入団発表が行われたが、ドラフト1位の石川昂弥と2位の橋本侑樹の背番号について注目が集まった。石川には通算2045安打を達成した荒木雅博が付けていた「2」が、橋本には通算407セーブを記録した岩瀬仁紀が背負っていた「13」が継承された。

 これに対し、ファンや球団関係者の多くが疑問に抱いているようだが、これは俺も同意する。荒木が付けていた「2」はともかく、通算セーブと通算登板試合数の日本記録を誇る岩瀬が付けていた「13」をあっさり新人に与えるのは正直どうかと思う。

 50歳まで現役を続けた山本昌が付けていた「34」は、15年に引退した翌年に同じサウスポーの福が背負う事になった。30年以上活躍した選手の背番号を翌年に投手あっさり与えるのは、はっきり言って納得できなかった。今現在まで活躍しているとは言い難いから尚更だ。

 それと去年に中日を戦力外となった友永翔太もそうだ。14年にドラフト3位で入団し、当時与えられた背番号は「1」だった。しかし背番号のプレッシャーからか思うような成績を残せず、19年に「62」に変更された上に同年限りで退団となった。

 こういうのは中日だけではない。他の球団にも言える事だ。例えば08年に巨人のドラフト1位の大田泰示(現日本ハム)は松井秀喜が付けていた「55」を背負ったが、荷が重すぎたせいか鳴かず飛ばずの状態で、14年に「44」と変更になった。

 "世界の盗塁王"と言われた元阪急の福本豊が付けていた「7」も退団から約10年空き番となっていたが、02年から何人かの選手が「7」を付けている。だが、福本に匹敵するような選手は未だに現れていない。やっぱ「7」は永久欠番にした方がよかったか。

 日本はメジャーと違い、その選手が他球団に移籍したり、親会社が身売りされると永久欠番の話がなくなるのが現状だ。でも、元西鉄の稲尾和久が付けていた「24」は自身の生誕75周年を記念して西武の永久欠番となった。こう考えるなら南海の野村克也の「19」、国鉄の金田正一の「34」等も永久欠番に相応しいと思う。

 最後に去年現役を引退したイチローがオリックスに付けていた「51」も永久欠番にすべきだ。01年からずっと空き番になっているが、あまりにも偉大過ぎて誰も付けられない。余談ではあるが、オリックス時代の恩師である仰木彬が監督に復帰する際、イチローが「51付けたらどうですか?」と勧めると「そんな畏れ多い事ができるか!」と断ったという。


※敬称略