「こんな会社もう辞めてやる!」と思う瞬間ランキング
昔は美容師の仕事をしていた事はこれまでの日記にしつこい程書いたが、「辞めてやる!」と思った事は何度もあった。
サービス残業になるのは仕方ないが、殆ど毎日が残業だったのでプライベートな時間がなかったのが嫌だった。それと先輩から理不尽な扱いを受けた事も少なくなく、「何でこんな目に遭わされるんだ?」と思ったものだ。
入社4年目に突入した時、会社の方針にだんだんついていけなくなり、遂に辞める事を決意した(他にやりたい事もあったので)。一度はミーティングの席で辞める事が決まったのだが、その日の夜に家族に説得され翌日撤回した。
辞めるのを撤回したものの、俺に対する風当たりは相変わらずだった。それどころか以前よりも増した感じで、俺の主張を全く聞いてくれないようにも思えた。また、当時はロン毛だったので、髪を半強制的に切られた事もあった。
辞めるのを撤回して半年以上経った時だ。練習会でちょっとしたトラブルになり、今度こそ本当に辞める事になった。一度撤回した時は勿論本心ではなく、仕方なく撤回した感じだ。一度冷え切った人間関係は、そう簡単に修復できるものではないし。
辞めてから1ヶ月半は、家族とかなり揉めた。親には「もう一度頭を下げて使ってもらいなさい」と言われたが、これ以上自分に嘘はつきたくなかったから頑として首を縦に振らなかった。
この仕事をやっていろいろ不満はあったが、社会人として学ぶものも確かにあった。でも、今考えると「俺は社会不適合者だなぁ」と感じる。ちなみに、正社員として働いたのは美容師の仕事のみである。
言い忘れた事だが、俺はインターン止まりで技術者にはなれなかった。「もしあのまま続けていたら…」という考えも全くなかったし、別に辞めて後悔や未練は一切なかった。
辞めてから今年で19年になるが、ほんと昨日の事のように思える。