ファントム・ピークス | Prime


Prime
著者:北林 一光/2007



あらすじ

おまえはいったいなんなんだ?なぜここにいる?長野県安曇野。

半年前に失踪した妻の頭蓋骨が見つかり、三井周平は絶望していた。

しかし、なぜ、あれほど用心深かった妻が、山で遭難し、しかも現場と思われていた場所から、

遙かに離れた場所で発見されたのか?

…数日後、沢で写真を撮っていた女性が、一瞬目を離した隙に行方不明になる事件が発生。

妻の事故との類似点に気づいた周平が捜索を手伝うことになる。

しかし、それは、恐怖の連鎖のきっかけにすぎなかった!人間をあざ笑うように、次々と起こる惨劇。

山に潜む、かつてない凶悪なモンスターとは―。



さとりん評 85点

モンスターの正体が明らかになったとき正直「なんだ・・・」と興味が半減したけど

ラストまでページをめくる手が止まらない。

途中スプラッターな描写があるけど、それをクリアできるならぜひ読んでいただきたい。

去年、日本は自然の脅威を改めて感じた年でもあったけど、

まさにこの小説もちょっと近いものがある。

読み始めると、どんどん引き込まれる。おすすめ。