誕生日には少し早いけど
プレゼントということで箱根に1泊してきた。
カラリとした晴天。
そんなに暑くもないし寒くもない。
旅行にはピッタリの気候。
まずむかうは豆腐カツで有名な『田村銀かつ亭』
豆腐の「カツ」にはまったく興味がなかったんだけど
そこの名物料理なら食べるしかない。
あまり期待はしてなかったんだけど
豆腐のフワフワとした食感がなんとも面白い。
間にはミンチが挟んであったんだけど
豆腐だけのほうがよかったなぁ。
とにかくハマりそうなくらい美味しかった。
ちなみに営業時間は11時から。
11時10分に行ったときには、もう店内は満員状態。
ギリギリ並ばずに食べれました。
が、食べ終わってみると駐車場にも入れないくらいの人ごみ。
もし行かれるなら、オープン時間直後をオススメ。
++++++ 山の茶屋 ++++++
山道をくねくね曲がっていたら
いきなりの吊橋。
この先に今回の旅館『山の茶屋』がある。
さっそく旅館の人に車を渡し、
お部屋についての説明をうけます。
そのあとは、お茶を飲みながらしばらくゆっくり。
お部屋でゆっくりするのもいいけど
ロビー(?)のような場所が気に入ったので
そこでのんびりしてた。
簡単なバーのようなものもあり、地酒から珈琲、紅茶まで飲むことができる。
もちろんお部屋に運んでくれることも可能。
そうそうここの旅館、スリッパなんてものはありません。
床は全て「麻」で出来ており、裸足でOKなの。
が、疲れた足には結構痛かった・・・・。
女性の方には浴衣のサービスもある。
525円で着付けまでやってくれ、
インターネットで予約をしたらこの料金は無料になるので
女性のみなさんは、ぜひ活用しましょう。
そこにお部屋がある。
洗面台には炭があり、なかなか風情が良いのですが
ちょっと邪魔だったのはここだけの話。(苦笑)
そして、今回のお部屋の最大のポイントは
プライベート露天バス。
なぜか猫足のバスタブ。
こんなに和風なつくりなのに、なぜに猫足???
いまだに意味不明。
お部屋のお風呂はあとで入るとして (すっごく気持ちよかった)
まずは露天風呂を堪能しよ。
ここには3つのお風呂があって
時間によって男女が入れ替わるようになっている。
まだ早い時間だったせいか、露天風呂には私1人。
しばらくつかったまま、おやすみなさい。
お風呂に行く廊下に
キンキンに冷えたラムネが置いてある。
もちろんお風呂上りに1本いただきます。
夕食の時間までしばらくあるので
例のロビーで1人読書タイム。
とても贅沢な時間。
まずお品書きを見せられたのですが、
達筆すぎて何が書いてあるのかさっぱり・・・・。(苦笑)
美味しけりゃいいやってことで、このお品書きはムシすることに。
甘いけどさっぱりしてる飲み心地。
これからの食事に期待できる。
付け出しと前菜。
前菜にある地鶏と鮎がとても美味しかった。
地鶏は噛んだらしっかりと鶏のうまみが出てき、
鮎は小さいんだけど、フワフワとした食感で美味。
栗のしろあえには、麩も入ってて面白い食感。
マツタケのとびん蒸しとお造り。
どびん蒸しは、スダチをしぼると風味が増して美味しい。
鱧のつくね(?)も入ってたんだけど、口の中に入れると
溶けてなくなってしまった。
本日のお造りは、イカ・マグロ・タイ・伊勢海老の4品。
伊勢海老は後ろに見える竹筒の中に入っている。
文句なく新鮮で歯ごたえも絶妙。
とくに伊勢海老は大きく切ってあったので甘くて美味しかった。
ちなみに海草もコリコリとして美味。
ぜーんぶ、ごちそーさまー。
左側の煮物は下に鯛があり、これがまたしっかりとした歯ごたえ。
だけど上にある芋?栗?の食感がなんとも微妙・・・。
右側は蒸し物で、豆乳湯葉の茶碗蒸し。
中にはエビや舞茸が入っており、上品な味わい。
ここにウニが入ってれば、もっと味に強弱が出てよかったのになーと思うところ。
焼き物。
左側が本来のメニューにあるアワビ。
上にはあすぱらを練ったものが載せてある。
で、右側がスズキ。
あわびは食べれるけど、「貝アレルギー」としか言ってなかったため
アタシにはスズキが運ばれてきました。
アワビのほうが良かったな・・・と思ったんだけど、
スズキのほうが美味しかった。
上にある白い舞茸も味がしっかりしてたし、
お魚も味が濃かった。
しのぎとメイン。
しのぎは、秋らしく秋刀魚のお寿司。
脂がのってて、小さいんだけど存在感はバッチリ。
メインは柿の葉の上に
トロトロに似た大根。そしてロースが乗ったもの。
大根もロースもとても美味しかった。
お肉の味も濃くて柔らかい。
旦那ちんが大絶賛してました。
栗茸という聞いたこともないキノコを
卸ポン酢であえたもの。
フツーに美味しかった。
お食事は松茸ご飯。
ちゃんと1人1つのお釜で炊いてくれるのが嬉しい。
味はかなり薄めの京風。
だけど他が味がしっかりしているので
味のバランスは良い。
食事と一緒に。
お漬物は長芋の粕漬け。
正直微妙だった、、ってか、美味しくなかった。
あとは、お造りで使った伊勢海老を使ってのお味噌汁。
伊勢海老の出汁がこれでもか!ってくらい出て美味。
デザートは黒豆ゼリー、柿に黒蜜がかかったもの。
黒豆が艶々ふっくらで甘くて美味しい。
ゼリーもアタシの好きな食感。
これで夕食は全て。
大満足でした。
基本だけど、暖かいものは暖かいうちに食べれ
冷たいものは冷たいままで
料理にとって最高の温度で食べれました。
派手さはないけど、素材の味を一番美味しい食べ方で食べさせてくれる。
お料理を運んでくれる中居さんも丁寧で上品。
ついついチップをあげたくなるくらい。
一晩あけた翌朝。
さっそく朝ごはん。
夕食が素晴らしかったので、朝食にも期待大。
かわいい~~~!!!
少しずつ盛られた小さいお椀が籠の中に入ってて
見るだけでも楽しい。
このほかには
かますの干物に、湯葉のチップスがのったお豆腐。
干物が有名なのかな?2時間漬け込んだと言われるかますは
これまた味がしっかりして美味しかった。
筑前煮とご飯
筑前煮はフツーに美味しかったんだけど、
鶏肉が溶けるくらい柔らかかった。
そしてご飯。
白米はおひつで登場。
おかゆは希望者だけに振舞われます。
五穀米なのかな?
お味噌汁。
お味噌汁は鍋ごと登場。
たくさん飲みたかったけど、1杯しか飲めず・・・。
ちなみにこのお味噌汁オーソドックスなんだけど
昨晩の伊勢海老の味噌汁より美味しかった。
とても甘くて美味しい。
こういう小さいことにも、
ちゃんとした素材を使うところがホント嬉しい。
チェックアウトは10時。
まだまだ帰りたくない気持ちを引っ張りながら
旅館をあとにした。
かなりオススメの旅館。
もし箱根に行かれるならぜひぜひ行ってみて。
ちなみにお料理は通常のものよりワンラックアップしてますのでご注意くださいませ。