商品を開発して、結果的にコケタ。


コケテ、コケにされて、居場所を失った。


現実は何とも皮肉である。


「お前には存在価値がないんだよ。」


面と向かって言われたら。生まれて久しく感じたことのない屈辱を感じた。


商品を開発することは責任の重いことであった。


何も分らないうちに、踊らされていたように感じた。


開発中は、お客様の顔が一瞬でも頭から消えてはいけなかった。


自己満足ではなく、お客様の満足のために考えるべきであった。


マーケットのニーズと、携わった業態のニーズは必ずしも一致しなかった。


全てが後手であった。


「新商品投入後、二週間で大ヒット商品にする」というプロジェクトは失敗した。


失敗は成功の何とかって言うけれど、何で失敗したのかが本当に分らない状態では次はない。


僕に次があるかどうかも分らないけど。


本当にシビアな状況に追い込まれたと想う。


自業自得な日々。


高く果てしなかった売り上げ目標。


自分がここまで出来ないとは正直想わなかった。


それこそが一番の敗因であった。