お久しぶりです。パンのミミです。 ホンとに久々に書きますので、何を書いていいのやらであります。

忘れていました。ブログを書くことを。そうです、僕は今、「和歌山」です。


つい最近、すんごい台風が来た最中(さなか。もなかではない。)にフェリーで帰ってきました。愛車の車検が控えていましたので、愛車のジムニーを「カードック」に行かせました。


今回の船旅はキツスギマシタ。今回の台風は尋常ではなく、僕のマンションは台風の日、見事に「断水」を致しました。しかも、丸一日。泣くよ、丸一日は。手が洗えない。歯も磨けない。食器そのまま。トイレ流れない。風呂なんて論外です。どうしたものでしょうか。外の世界はアリエナイ雨風です。とりあえず、自宅待機です。少し外が静かになった隙に、ファミマにGO。水確保。食糧GET。店員さんに断水を告げ、哀れんで頂きました。「頑張って、断水。」帰りしなの一言です。傘はさせません。ずぶ濡れです。何かの板みたいなものが僕の目の前を猛スピードで駆けていきます。身の危険を感じました。自然の猛威。地球は人類の行いに鉄拳制裁を加えてきています。水ってホンと大切だね。水がなかったら生きていけない。これから先、「水」は人間の生活に最大限の制約を突きつけるでしょう。そう感じました。


夜には雨が止みました。ですので銭湯に行きました。銭湯の露天風呂は枯れ木に葉っぱ。僕は裸眼でしたので入るまでわかりませんでした。独りの露天風呂。何かおかしい。何かが違うと感じました。そっか、誰もこんな沼に入りたくないもんね。妙に納得いたしました。


話を戻しまして。フェリーに乗ったその日の海は、ご機嫌が最低です。高い、波が。オリコンヒットチャート一位から翌週には100位に落ち、翌週には1位に返り咲きみたいな。寝返りが自然にうてる。ゴロゴロと寝返りがうてる。ウォーターベットってこんな感じやないかな。そんな気がしましたよ。


寝れない。寝れないのはいつものことか。でも、ほんとに寝れないんです。腹が減った。時間ギリギリ売店に行き、アイス最中(さなかではない。今回はモナカ。漢字って不思議やね。)を買いました。アイスモナカには思い入れがあるんです。中学二年のある日。おばあちゃんがアイスモナカをくれました。「おいしいかい?」聞いてきます。クラブ帰り、ホンとにおいしかったです。だからこの上なく笑顔で「おいしいよっ」って伝えました。それからです。おばあちゃんの家の冷凍庫には、欠かすことなくアイスモナカの山でありました。中学時代は最後までありました。モナカ。高校時代。やっぱりあったね、モナカ。大学時代、帰郷したらやっぱりやっぱりあったね、アイス最中。おばあちゃん。僕は期待に応えるよ。でもね、たまにはチョコ味のアイスモナカなんていかがかな?世の中には中身が白色のモナカばっかじゃないんだよ。喉まで出掛かったこの一言。僕は何度も白色のアイスモナカと一緒においしく頂きました。


フェリーの中で食べたアイスモナカは中身が白色のものでした。おばあちゃんに久々に逢える喜びと一緒に僕は自然と手にとっていたんです。封を開け、ヘッドフォンをかけ、みうらじゅんの「LOVE」を読みながら、口にそいつを運んだんです。

「ん?」「ん??」「な、なんだこの味?」 しょっぱいんです。皮が。賞味期限の関係でしょうか?イヤハヤ不思議な味。

袋を釘射るように初めて見ましたよ。そこにはこのキャッチフレーズ。「新発想、旨味 モナカ」(確かね。) 皮に岩塩かけてんだってさ。おいおいロッテさん。スイカの季節はもう過ぎますよ。甘さを引き立たせるのはわかりますよ。デモさ、よりによって僕の思い出の味をしょっぱくしてくれなくていいんやないかい? 真剣に考えたんだよ、一口目。あれ、味覚障害かなって。舌には多少自信あるんだよ、僕。舌を汚さないように一回もタバコ吸ってないし。ロッテさん。僕は一瞬、この船の揺れ以上に焦りました。アイスモナカを食べて冷や汗をかいたのは、後にも先にもこれが最後でしょう。


「アイデアとは既存のアイデアの組み合わせである。」by Jeff Foster ホンとにそう思います。たぶんですが、ロッテの商品開発チームはスイカの塩味の延長線上にこのモナカを思いついたのでしょう。僕はそう信じています。 帰路に就き、おばあちゃんはうれしそうに僕を迎えてくれました。うれしそうな笑顔。僕も久々の対面に心底安堵いたしました。おばあちゃんは笑いながら僕に一言。「山賊か?野蛮人みたいやな。」視線は僕のアゴヒゲに向けられています。参った。参りました。

甘さの中にホノカナしょっぱさ。やるね、おばあちゃん。「新発想 旨味アイスモナカ」な一言。

一時間後、僕のあごはきれいさっぱり致しました。

おばあちゃん。「やっぱり、その方がいいわ。すっきりしたやろ?」 

僕。「そうやね、やっとおばあちゃんのアイスモナカになったわ。」

おばあちゃん。「はっ。なんて?」

僕。「なんでもないよ。」


追伸。 僕は今、いつもの白いアイスモナカを食べています 。