ファムファタルが好きなの? | 里中李生公式ブログ

里中李生公式ブログ

私が撮影したポートレート作品、出版した著作、仕事に関するエッセイ、wed小説の解説などを定期的に更新します。

ゆう子「先生はファムファタルの女が好きなの?凉子ちゃんがそうだよね?」
山宮「凉子は自覚してるから、ちょっとファムファタルとは違うけど、まあ、楽しいよ」
ゆう子「余裕かましてるけど、コトハみたいな女にやられてるんじゃないの?」
山宮「ゆう子の前日譚書こうか」
ゆう子「げ!脅迫された😂」
山宮「ファムファタルって無意識に男を翻弄させる恋愛、またはセックス依存でそれをする女だよ」
ゆう子「珍しくないよ、そんな女」
山宮「相手が限定されて、ファムファタルって言うの」
ゆう子「限定?画家とか?」
山宮「ようはお金持ちや名声、地位がある男を転落させる女のこと。それらがない出会い系あたりにごまんといる男たちを惑わせても、ファムファタルの称号は得られない」
ゆう子「称号にしたらだめでしょ!」
山宮「ファムファタルの女で転落した男たちが昔の欧州にいっぱいいて、だからフランス語だよ」
ゆう子「フランス、恋愛とセックスだからね」
山宮「しかも、そこに美術、芸術、哲学も求めるから日本人とは恋愛やセックスの価値観が全然違うな」
ゆう子「日本人から変態なのが、向こうでは芸術、美術になるもんね。またはいつものセックスの一部」
山宮「だから、日本人の恋愛はつまんないから、ファムファタルの要素があるヒロインを書いたら楽しい」
ゆう子「コトハが時任の部屋にある女の下着を捨てるのがファムファタル(笑)」
山宮「そう。コトハは時任の女じゃないって主張しててセックスもさせない友達の家政婦なのに、いきなり女に変貌して、頭にきて捨てる。男友達の恋人の下着を勝手に捨てるのは変だし、男は困るよ」
ゆう子「あとで修羅場になるね(笑)」
山宮「そうなるのを知らずに、自分の恋愛に突っ走り、最後にはいなくなる。それがファムファタル。男は軽蔑されて失墜するんだ」
ゆう子「あの友哉さんも一瞬、凉子にやられたもんね(笑)」
山宮「まあ、琴葉はかわいいよ」
ゆう子「え? 嫌いって言ってなかった?」
山宮「ラストシーンのままなら、かわいいと思うな。読み直していたらそう思った」
ゆう子「あ、そうだ。クリエイターの女性から買ったイラストと、時任さんの名前が同じなのは偶然?」
山宮「それ、昨日、気づいたんだ(笑)」
ゆう子「え? じゃあ、偶然なんだ。まあ、字は違うからね」
山宮「絵を見て買ったから、名前はよくわからなくて、インスタかどこかでタグ付けしようと思ってよく見たら、同じ発音だった(笑) それを言うと、ゆう子だって、俺の友達にいるし、確率的にはたいしたことじゃないよ」