色褪せない Time To Say Goodbye♪…の日曜日 | satonaka☆音の見聞録

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初めて聴いたのは10年半くらい前で、故・本田美奈子.さんを追悼する音楽彩のステージでした。自ら書いた日本語詩でこの楽曲に独自の世界観を広げていたのが印象的で、この時はマイクをとおしての歌唱でしたが、
その半年後にたまたまY市での演奏会を知り、再び…今度は声楽本来のソプラノヴォイスを施設の広間全体に響かせ、至近距離だったのもあり生声の醍醐味を体感したのでした。

その後も情報得る度に足を運ぶようになり、他にも同作曲者による「大いなる世界」、マスカーニの「Ave Maria」、プッチーニの「誰も寝てはならぬ」等が定番曲の中でとても際立っていました。
演奏会を自ら企画するようにもなり、特にY市の外れにある大手ホールのリハーサルルームを利用して行われた少し密室的雰囲気のコンサートは、常連客からもたいへんに好評を得ていました。

ところがY市の港町の或る施設での年末イベントに出演したのを最後に演奏会もパタリとなくなり、ある方面からそれとなく耳にしたのが、暫くの休養・・


それから月日は流れましたが、正式な告知を目にしまして、この五月晴れの春、5年半ぶりに演奏会場へと足を運びました。
ここもY市の、少し僻地にはなりますが、以前にも何度か訪れた懐かしい場所でもあります。と…
あらら、主役の名をまだ紹介してませんでしたね٩( 'ω' )و。


小沢祐美子さん

往年のクラシックの名曲に自ら書き下ろした日本語詩で唄い、独自の世界観を創りだしているのは先述しましたが、筆者は以前から勝手にそれを
《ジャパニーズ・クロスオーバー》と呼んでいました★


さて、演奏会自体は少し前から告知なしで行なった事もあるようですが、筆者にとって復帰第一弾のステージとなります。客席から離れた階段上部から少し遠目に見下ろすカタチの観覧となりますが、
登場する姿は深緑を基調とした、反射によっては時折青っぽくも変わる、イメージは森の妖精といったところでしょうか。。

その内容は20分枠の短い時間ではありますが、前半はお子様も聴けるようにと童謡や唱歌が中心となり、
そして後半、往年のレパートリーが…
3曲入魂で

サルトリ「Time To Say Goodbye」
マスカーニ「Ave Maria」
岩谷時子版「Amazing Grace」

封印が解かれたかの如く、一曲目から楽曲に再び生命が吹き込まれる…まさにそんな感じです。
サラ・ブライトマンのがあまりにも有名ですが、この小沢さんの日本語詩によって広がる世界観こそ筆者にとって《ジャパニーズクロスオーバー》を代表する楽曲であります。
そしてこの日いちばんに特筆するのは、次に唄った「Ave Maria」…前曲からの流れでテンションがピークに達していたのかもしれません、こちらも自ら書いた日本語詩で、感情移入の度合いが断突に際立っていました。


終演後に挨拶で至近距離からお目にかかりましたが、その容姿は年数の経過を思わせる事ない、変わらぬままの優美さを放っていました☆
そして少しだけ言葉交わし、これからも少しずつ演奏会やっていくそうで、
次の登場を心待ちにするところです。






さてこの後は…まだ昼休みが終わりに差し掛かる時間帯だったので、寄り道に
実は地下鉄で2つばかり行ったとこで、かつてK市で顔見知りになったシンガーソングライターが2人、これから合同で路上♪やるというので、その駅に降りたった、

少し散策すると・・
市街地のすそ野に素敵なチャペルの建造物が聳え立つ。
そして暫くすると鐘が鳴り始めた。中の様子を少し覗くと、聖堂の扉を背にウェディング衣装の男女が佇み、下へとのびる階段の両脇には正装した老若男女が整列しています。
そう、この日は日曜…この瞬間まで、筆者は転居により職場から殆ど遠ざき、その曜日の感覚すら忘れていましたが、
春の陽射しが降り注ぐ、絶好の結婚式日和なのです★フラワーシャワーを浴びながら階段を一歩ずつ下りる新郎新婦の姿を眺めながら、少し前までの懐かしさも感じたりします(とはいえ今でもたまに呼ばれては赴くのですが…)


そんな時間潰しを終えた後、告知されてる駅の出口横に戻れば、既にポツリポツリ待ちの観客が集まっており、なんでもそこは自治体公認の演奏場らしい。
やがてK市で顔見知りだった2名にも、片方は久々に、もう片方はなんだかんだ転居以来寄り道先で一番顔を合わせてるが、さて何度目だろう・・
路上♪の演奏もすべて終わると その彼女が「今日も遠路ここまで来たのだから○月△日のワンマン♪も是非!足をのばして…」など会う度の事また言ってきて、
筆者も千葉の山奥からそう度々遠出は出来ないのだ、だから「明日は明日の風が吹く」とだけ答えといた、、

数日前の日曜が当日だったらしく、風の噂では満員御礼だったそうな。。
今の筆者はこーゆー事へ積極的に協力できる身の上ではないが、まぁ、これでいいのだ♪


とにかくこの日曜は、色褪せない Time To Say Goodbye♪ に尽きるビックリマークキラキラ