市民広間にて…Time To Say Goodbye | satonaka☆音の見聞録

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初めて来たのが三年前のちょうど春頃、ここはそんな恒例の場所で、赴いたのはひと月以上前となりますが、

登場はいつもの如く颯爽とサンダルサンダル服装は袖なしドレスの白一色、品格漂ういでたちで宝石紫宝石紫
小沢祐美子さんのソプラノ演奏会♪

久々に耳にする自作詩の日本語版 Time To Say Goodbye…その透明感ある生声の響きは健在で、歌の世界観をも創りあげるかの如く、Yumicca World 真骨頂とでもいいましょうキラキラキラキラキラキラ



この横浜市役所の広間では火金の昼休みに二組の奏者により行われるもので、各々20分枠の短い時間ではありますが、
始めに唱歌など4曲ほぼ連続で唄った後、
本領発揮の聴かせどころ…ソプラノヴォイスの歌曲へと移ります音譜

マスカーニ 「アヴェ・マリア」
プッチーニ オペラ “つばめ” より「ドレッタの素晴らしい夢」
サルトリ  「Time To Say Goodbye」

この3曲はいずれも自ら日本語詩をつけたもので、唄ってる内容がダイレクトに伝わってくるのはもちろんですが、単にそれだけでなく、
古くからあるクラシックの歌曲に新しい道筋を開く、そんな独自の音楽ともなっているのです。
今で謂うクロスオーバーとでも呼ぶのでしょうか星かつての所属事務所で同じだった故・本田美奈子さんと共に、そのパイオニア的存在でもあります。


さて、この壮大なスケールで唄われる Time To Say Goodbye…今や数々のアーティストがレパートリーにしていますが、少し楽曲解説をいたしますと☞☞

これを初めて唄った歌手はイタリアのアンドレア・ボッチェリで
1995年2月のサンレモ音楽祭にて披露されました。
当時のタイトルはイタリア語で
コン・テ・パルティロ(Con Te Partir)…

意味は、君と共に旅立とう

別れの曲をイメージさせる現在のタイトルとは逆で、
最近は結婚式などの祝いの席で唄われる場面も多いと聞きます。

曲名が現在のものに変わったのは、翌年
サラ・ブライトマンからデュエットの要請があり、歌詞の一部も英語に書き換えられました。

そしてこの年の11月23日、
ドイツの国民的英雄でもあるボクサー、ヘンリー・マスケの引退試合にて、このデュエット曲が初披露されました。
この模様をテレビから視ていたのは2千万人以上と謂われ、
これがミリオンセラーに繋がり、世界中に広まっていったのです。
もちろんドイツ語版も唄われ、

近年では日本語版も書かれました。
二期会の精鋭ソプラノ4人組・クリスターレ☆もレパートリーとして唄っています。
ちなみに作詞は松本隆司で、邦題もつけられ
『わかれの時刻(とき)』…やはり英語版のタイトルでイメージが定着している感がありますが、
情景の絵画的描写から始まるこの日本語詞は、決して哀しい“別離”を謳ったものでなく、ポジティブな未来を表現しています。

また上記クリスターレ☆のリーダーをつとめる YUMIKO こと小沢祐美子さんの、前述した自作の日本語版はそれよりはるか前に書かれたもので、
印象的だったのは、英語のお決まりフレーズもなく、終始日本語のみで独自の世界を描いています。
その歌い上げる姿…これこそザ・ジャパニーズ・クラシカル・クロスオーバーだ!!
そう思った瞬間でもありました。















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