こんばんは!!喜多方市塩川町で、ぴありな音楽教室を主宰しています、鈴木です。
昨日の続き。
問い合わせをして、レッスンに来ていた事への感謝を伝え、全く、ピアノのレッスンがはじめての、しかも1レッスン完結のレッスンがスタートしました。
「おばあちゃんから、色々と、電話でお聞きしているけど、○○くんは、今日、ピアノのレッスンが終わった時に、どんな事が出来るようになっていたら嬉しい?」
「音が読めるようになったらいいです」
「他には?こんな事、言ったら笑われちゃうかな?とか思わないで、なんでも手に入ると思ったら?」
「左手でも、弾けるようになりたい」
こんな彼からの思いを受け取りました。
「40分、1回のレッスンだけど、精一杯、やらせてもらうね」
「じゃ、こんな風に(適当にピアノを弾く)白い鍵盤を使って、自由に弾いて、もちろん、左手も使ってね」
ちょっと、気持ちをほぐしたくって…音でも会話をしたくって…白鍵のアドリブをはじめました。
一緒に、セッションしながらも、まだまだ、自由に戸惑いも感じられました。
「はい、それじゃ、おばあちゃんに代わって!!」
たいてい、急にふられると、戸惑うものですが、おばあちゃん、即、白鍵を使って、自由に弾き始めました。
(電話の問い合わせの時も、フットワークの軽さに、驚いたけど、この演奏パフォーマンスも、すごかった)
その後も、何回か入れ替えをして、セッションタイムは終わり。
ちょっと、気持ちがほぐれたかな・・・
「ねえ、何か聴かせて」
私の言葉に、なかなか、行動を起こせないでいると、おばあちゃんの助け船。
「ほら、さっきも弾いてたでしょ『ふるさと』とか」
(「ふるさと」どっちだ・・・?あっちは、私、分かんない)
なんて、思っていたら「♪うさぎ、お~いし~♪」の方だったので、大丈夫でした、嵐の方は、わからないので)
「じゃあ、楽譜にしていこうね」
って声かけに「音譜読めないから」って、不安の表情を見せました。
「楽譜って言っても、歌詞を書くだけ、何か、譜面に残した方が、伝えやすい、家にも持って帰られるでしょ」
おばあちゃんに、歌を唄ってもらいながら、歌詞を楽譜にし、それを3拍子に区切りました。
この後、音の並びの(読み方)の話しから、コードのお話しに。
最後には「ふるさと」最初の8小節に、コードネームを書いて、メロディーに(コードネームを見ながら)左手の和音を付けて、両手奏まで弾けました。
1レッスン、40分ではありましたが、本人のがんばりもあって、多くの事を伝えられたと思います。
最後に、おばあちゃんから、読譜の質問がありました。
「楽譜は、読めた方が、確かにいいです、でも、楽譜が読めないから…といって、制限を付けてしまう方がもったいないです、今まで通りに、自由に弾かせてあげて下さい。
短い時間ですが、左手の和音の付け方、音の読み方は教えました、今日、教えた事だけでも、作曲だって出来るようになります」
お引き受けしようか?一時は、迷いもあった、今回のレッスンでしたが、この出会いに感謝です。
私自身、多くの事を伝えながら、それ以上に、多くの事を学ばせて頂いた時間でした。
年少・年中さんを対象にした、新しい教室のコースプレ・ピアノコース が出来ました。
ぴありな音楽教室では、現在、体験レッスン を行っています。
ぴありな音楽教室に興味のある方は、お問い合わせくださいね。
お目にかかる日を楽しみにしています。