今日は長文。たくさんの私の思いが入っています。
良かったら、最後までお付き合いください。
発表会を間近に控え、レッスンでは色々な涙を見てきました。
もちろん、「せんせいが、こわいよ~」 の涙も・・・
すべての生徒が発表会 では、「曲を弾きこなしたい」 と思っています。でも、それを実現させるのは 【練習】 という行動が不可欠なのに、なかなか行動が伴いません。
一番の願いは 「自主的に行動する事」 レッスンの中で色々と取り入れてみました。
・・・でも、全員とはいきません。
「曲を弾けるようになりたい」 という思いだけならまだしも、ここに 「カッコよく」 「間違えないように」 etc・・・プラスα というのもれなく付いています。
「何かを(曲を弾きこなせるようになりたい)実現させたい」 という思いを持っているのであれば、行動を起こさなければ、それを手に入れる事は出来ません。
この行動 (練習) という過程の中で、成長があるのだと思います。
書いていいのか躊躇しますが・・・そして、生意気かもしれませんが・・・
「ピアノは楽しいもの!!だから、面倒な練習はしたくない!!!でも、上手にはなりたい」
という生徒が、多いのも現実。
教育者として、
迷いはありましたが、時に叱り、怖い先生を演じてきました。
そして、これらとは違う涙もありました。
「上手くいかない (ピアノ以外でも) いかないのは、自分のせいって。もう自分を責めるのはやめたほうがいいよ、あなたのピアノから、叫びに似た思いが感じられるよ」
「苦手・面倒なところを、見なかった事にして後回しにして、でも、どこかに後ろめたい思いはあって、時が経つにつれて、小さかった問題は、どんどん大きくなって、モンスターみたいになっちゃているの、きちんと向き合う覚悟が必要だよ」
「もう弾けているのに、忙しい日々の中がんばっているのに、こんなんじゃダメって、不安というか、迷いがあなたの音から感じられるのね、今、自分にできるベストを尽くそうでいいんじゃないの?」
穏やかに話しているのに、この言葉を投げかけた途端、生徒の目からは涙があふれています。
痛いところを突かれたというか、封印していたパンドラの箱が開いたかのように・・・
これらの涙は、それなりに、人生経験を積んだ生徒たちが流した涙。これを機に、成長してくれたらと願っています。
実は、まだ、曲が弾けていない (サボっていたので) 生徒がいます。限られた時間の中で、ポイントを絞ってレッスンをしています。
「この状況を作ったのはあなた、間に合わないからって、いい加減な演奏にはしないで!!」
という、本当に厳しいスタンスを変えずに、レッスンをしています。
この夏、ある生徒との会話の中で
「君は、ピアノ意外(勉強) も、常にギリギリだけど、それで、間に合わなかった事ってあるの?」
「ない」
って答えました。
【まぁ、そのうちやるさ】 → 【ヤバい、間に合わない】 → 【必死でやる】 → 【間に合った(どうにかなるものだ)】 → 【これって成功体験?】
多分、この生徒は、いえ、他何人かの生徒さんは、無意識の中で、ギリギリでもどうにかなるという事が、習慣づけられているのだと思います。
でも、意識の中で、【このままではいけない】 という事も分かっているんです。どこかで、この連鎖を止めなくてはいけません。
厳しい言葉の裏には、私のこんな思いがあります。
今年の発表会での、私の挨拶、おめでたい場ではありますが、今年は、これら厳しい事も言うつもり、伝えたいキーワードは書いたんだけど、まだ文章にはなってません。
今日中にまとめないとです。
長文にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
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