レッスン室での涙 | 喜多方市塩川町 会津若松市 ピアノ教室「ぴありな日記」

喜多方市塩川町 会津若松市 ピアノ教室「ぴありな日記」

喜多方市「ぴありな音楽教室」は、音楽的成長と共に、人としての成長を大事にレッスンをしています。喜多方市の他、会津若松市、下郷町、湯川村、磐梯町と多方面から習いに来ていただいてます。中学生以上を対象にした1レッスン制も設けており、大人の方に好評です。

今日は長文。たくさんの私の思いが入っています。


良かったら、最後までお付き合いください。



発表会を間近に控え、レッスンでは色々な涙を見てきました。


もちろん、「せんせいが、こわいよ~」 の涙も・・・


すべての生徒が発表会 では、「曲を弾きこなしたい」 と思っています。でも、それを実現させるのは 【練習】 という行動が不可欠なのに、なかなか行動が伴いません。


一番の願いは 「自主的に行動する事」 レッスンの中で色々と取り入れてみました。


・・・でも、全員とはいきません。


「曲を弾けるようになりたい」 という思いだけならまだしも、ここに 「カッコよく」 「間違えないように」 etc・・・プラスα というのもれなく付いています。


「何かを(曲を弾きこなせるようになりたい)実現させたい」 という思いを持っているのであれば、行動を起こさなければ、それを手に入れる事は出来ません。


この行動 (練習) という過程の中で、成長があるのだと思います。


書いていいのか躊躇しますが・・・そして、生意気かもしれませんが・・・


「ピアノは楽しいもの!!だから、面倒な練習はしたくない!!!でも、上手にはなりたい」 


という生徒が、多いのも現実。


教育者として、


迷いはありましたが、時に叱り、怖い先生を演じてきました。



そして、これらとは違う涙もありました。


「上手くいかない (ピアノ以外でも) いかないのは、自分のせいって。もう自分を責めるのはやめたほうがいいよ、あなたのピアノから、叫びに似た思いが感じられるよ」


「苦手・面倒なところを、見なかった事にして後回しにして、でも、どこかに後ろめたい思いはあって、時が経つにつれて、小さかった問題は、どんどん大きくなって、モンスターみたいになっちゃているの、きちんと向き合う覚悟が必要だよ」


「もう弾けているのに、忙しい日々の中がんばっているのに、こんなんじゃダメって、不安というか、迷いがあなたの音から感じられるのね、今、自分にできるベストを尽くそうでいいんじゃないの?」


穏やかに話しているのに、この言葉を投げかけた途端、生徒の目からは涙があふれています。


痛いところを突かれたというか、封印していたパンドラの箱が開いたかのように・・・


これらの涙は、それなりに、人生経験を積んだ生徒たちが流した涙。これを機に、成長してくれたらと願っています。



実は、まだ、曲が弾けていない (サボっていたので) 生徒がいます。限られた時間の中で、ポイントを絞ってレッスンをしています。


「この状況を作ったのはあなた、間に合わないからって、いい加減な演奏にはしないで!!」


という、本当に厳しいスタンスを変えずに、レッスンをしています。


この夏、ある生徒との会話の中で


「君は、ピアノ意外(勉強) も、常にギリギリだけど、それで、間に合わなかった事ってあるの?」


「ない」


って答えました。


【まぁ、そのうちやるさ】 → 【ヤバい、間に合わない】 → 【必死でやる】 → 【間に合った(どうにかなるものだ)】 → 【これって成功体験?】 


多分、この生徒は、いえ、他何人かの生徒さんは、無意識の中で、ギリギリでもどうにかなるという事が、習慣づけられているのだと思います。


でも、意識の中で、【このままではいけない】 という事も分かっているんです。どこかで、この連鎖を止めなくてはいけません。


厳しい言葉の裏には、私のこんな思いがあります。


今年の発表会での、私の挨拶、おめでたい場ではありますが、今年は、これら厳しい事も言うつもり、伝えたいキーワードは書いたんだけど、まだ文章にはなってません。


今日中にまとめないとです。


長文にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。おじぎ



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