こちらでは、病気になった患者の家族という立場から、その闘病生活についてお伝えしています。
同じような、親や兄弟に患者さんがいる方に向けて、その心にほんの少しでも寄り添えるブログになればと思い、書いております。
同じような、親や兄弟に患者さんがいる方に向けて、その心にほんの少しでも寄り添えるブログになればと思い、書いております。
父が措置入院先から1回目の転院をしたあと、
私は晴れて大学を卒業し、
社会人デビューしました。
念願だったピアノ教師として
教室に教えにいくようになりましたが、
初めは週にたったの2日だけ。
しかも主に生徒の大半は子供なので、
仕事はみんなが学校から帰った
午後からなのです。
そんなことで、
大学卒業しても
朝から家にいることが多くて、
度々会う近所の人たちから
どう見られてるんだろ?
という恥ずかしさみたいなものが
ちょっとありました。
いま考えると
ほんとに勝手な想像なんですが。
お父さんは倒れるし、
お嬢さんはのんびり家に
いるみたいだし・・・・・
あの子は、まだ学生なのかしら?
お父さんの面倒で
子どもも外に出られないのかしら?
あのお家は大丈夫なの!?
と思われてるんじゃないかと。
そういった“世間の目”が
すごくすごくイヤでした。
仕事にストレスは
全然感じてなかったけれど、
毎晩歯ぎしりがすごくて
歯が痛くて
歯医者さんに久しぶりに行ったくらい。
診てもらったら
痛い歯が歯の噛みすぎで押されて、
隙間が出来てるって言われて。
原因はストレスかも
知れませんねって言われて、
私自身そのときは
そんな自覚なかったけど、
言われて考えてみれば
そこに繋がる
思い当たる節は
自分のなかに色々とあるのかも、
と思えてきました。
いまではすごく納得できてるんです。
人間って、ある意味
興味や好奇心の生き物だって。
特に未知のものには
めちゃめちゃ興味あるんですよね。
私もそうですから。
だから、
大病した人のこととか
その後の経過とか、
もちろん心配もしてもらえるけど、
知りたいと思って
聞かれることもある。
それって
自然なことなのかなと、
今では抵抗なく受け入れられます。
でも当時は、
「もう私たち家族に関わらないでくださーい!」
みたいな思いを
ギューーーっと
握り締めて閉じこもっていたんです。
その思いを手放すまでに
私はだいぶ時間がかかりましたが。
でも時間はかかっても、
いつかは
そんな自分のことも
他人のことも
全部許せるようになります。
<続きます>
