「いやだよぉ~~!!」
センターの駐車場で叫ばずにいられない、この使命。
「突撃!となりの弁当」(2)です。
(--)
「 テ レ ビ の 取 材 」
突然の指令を受けて、気が遠くなってしまったサトモ。
どうしよう、どうしよう・・・
ふざけた企画ならまだしも、意外に照れ屋なので、
人前で真面目になれない自分。
(--;
ああ、プライチの時みたいにお面つけて出たい・・・!
(プライチ・・・以前、妹ヤコさんとやってたネットショップ)
(お面・・・店の抽選会の時につけた「おやじ顔」のお面)
と、ともかく、弁当のインタビューを受けてくれるお客さんを探さねば。
(==)
重~い足取りで配達へ、GO。
さて、まずはS藤さんに交渉してみる。
サトモ 「テレビの取材でね、お弁当こうやってやりとりするのを
撮影したいんそうなんです。
もしかしたら、お弁当どうですか?みたいなことも
聞かれるかもしれないですけど、
S藤さん、いかがでしょう?」
S藤さん 「別にいいよ、ワタシでいいのかい?」
サトモ 「おお、いいんですか!?よかった。
S藤さんは、いつも笑顔がかわいいから、いつものままでいいですよ~」
S藤さん 「そんなことないって・・・でも、分かった。協力するよ」
よし、S藤さん、OKだ!
ご協力に感謝~。
・・・意外にあっさり決まったな~。
こりゃ、I倉さんもOK出るかな?
ふっふっふ~♪
W部夫妻にもお願いしてみようかと思っていたけど、
声かけなくても大丈夫かな~♪
(--)
「 い や で す 」
サトモ 「・・・え~と、だめですかね?」
I倉さん 「写真キライなの」
サトモ 「なるほど。・・・動画・・・ビデオもダメですか?」
I倉さん 「写真にいい思い出がないのよ。
みんなで集まって写真撮った時、一人だけスカートのスソがめくれて・・・(略)」
サトモ 「ああ、そういうの分かる~!
私も目を写真とると目を閉じることが多くて・・・(略)」
(以下長話)
I倉さん 「・・・ということで、別の人に頼んでちょうだいね、ごめんなさいね~♪」
そう、I倉さんには、お断わりされたのだ。
やっぱ、そうカンタンに出るワケがないか。
テレビだもんな。
<(--;>
うわぁ、どうすっぺ。
・・・よし、切り替えよう。
(--)
やっぱ、ここはW部夫妻だ。
老夫婦なのだが、いつも「お弁当がおいしい」と言ってくださる
とても穏やかでステキな夫婦。
S藤さんは「やりとり楽しんでくれるタイプ」だったら、
W部夫婦は「弁当を評価してくれるタイプ」という感じだから、
バランスもいいかな?
いざ!
サトモ 「先ほど配達で伺ったのにまた来ちゃって、すいません~」
W部夫妻(奥さん) 「いいえ、いいのよ」
サトモ 「実はですね、W部さんにお願いしたいことがありまして・・・」
(略)
W部夫妻(奥さん) 「・・・いいですよ」
サトモ 「え?」
W部夫妻(奥さん) 「私たちのところでよろしいの?」
サトモ 「は、はいっ、もちろんです!ありがとうございます!」
なんと、OKだ。
(--)
次の日、ご主人にも確認したがご主人もOKだった。
すごいや、なんたる度胸。
チラ映りのサトモでさえも、北海道の果てに逃げたいのになぁ・・・。
(小心者)
・・・よ、よし。
とりあえず、出演者は決まった。
(--;
そして、撮影は2日後の木曜日になった。
2日しかないのか・・・。
あああ・・・、どこから手をつけようね。
そして、撮影隊は何時にやってきて、何を撮るつもりなんだろね。
撮影隊は何人くるんだ?
撮影する家の場所分かってるんだろうか?
私、明日「公休」で仕事休みなんですけど・・・。
本部の高Pさんから連絡もない、電話しても電話中。
なんか、当日の予定がとても ざっくり なんですが・・・。
(--;
「高Pさん、そういう人だよ」
・・・先輩から不穏な一言をいただく。
そして、後に「そういう人」の意味を知ることになるのだ。
(==)
「突撃!となりの弁当」(3)に続く~!