なんとかワクチン接種二回目終了から無事に二週間経った所で、当面対コロナ免疫力もマックス状態!という事もあり、本日は世田谷美術館にて開催中の「塔本シスコ展」に行ってまいりました。
■ 塔本シスコ展~シスコ・パラダイス かかずにはいられない! 人生絵日記
2021年9月4日(土)~11月7日(日) 世田谷美術館
正直、この方あまり存じ上げなかったのですが、素晴らしいパワーを持った絵描きさんですねぇ!
夫を失い自身も脳溢血で倒れた事をきっかけに、リハビリをかねて50歳を過ぎてから独学で絵を描き始めたのだとか。後期ではアルツハイマーを発症しながらも作品を描き続けられたとの事。
まるで少女のような無邪気で自由な創造性に溢れた中にも、しっかりと年輪を重ねてこられた人生の深み、みたいなエッセンスを感じます。
その辺りが児童画とは少し違う、思わず泣けてくるようなニュアンスを生むのですかねぇ…
絵画の中にタイトルなどの書きたい事が文字として描き込んであるとか、ある意味でムッチャ斬新です…(笑
個人的に、郵便局なんかに飾ってあるご近所の方の絵手紙とか見るのが結構好きなのですけど、この方の作品はその手の作品群のラスボス感があります(笑
描き込み圧もですが、やはり絵画にとってサイズが大きい、という事は少なからず意味があるのだなぁ、と改めて。アンリ・ルソーの「夢」やピカソの「ゲルニカ」あたりの大作も、是非現物で見てみたいものです。
山下清、谷内六郎などの「素朴派」、正規の美術教育を受けていない人による芸術「アールブリュット」などとして紹介される機会の多い方だそうですが、結局は「塔本シスコ」というジャンルである、と評するのが相応しい画家さんのような気がします、まぁ優れた芸術家はみんなそうですけども。
瓶画や女神シリーズなどの立体造形も良いのよね、この方。かわいいんです。
そういえば、ワタクシ初めての世田谷美術館だったんですが、さすが世田谷だけあって(?、バリッバリ大理石張りの豪華で綺麗なお箱でした…(笑
レストラン「ル・ジャルダン」方面に向かう廊下、現代風の中にもアールデコ感あって、美しみ。
ランチ、大変美味だったんですが、料理間でやけに待たされちゃって、お腹空きながら待ち構えたメインのお皿…(苦笑
帰りに寄った喫茶「珈琲譚」、若干入りずらみがあるものの、思い切って入るとキレイで静かでコーヒーも大変美味で良いお店でした、用賀行った時にはまたリピしたいですね。
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