地球の裏側で運動会!! | ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

ことばでひろがる和・輪(ブラジル編)

諸行無常の日々をことばを通して世界中の人々と心が通い合う瞬間が何よりの幸せ!に感じる日本語教師の他愛のない日常。只今、ブラジルにて修行中。

先週の水曜日に行われた日系人団体、コルネリオプロコピオ文化体育協会の大運動会。


今日は後半の大運動会の白熱ぶりをお届けします。


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AM9時過ぎ、おべんとうの準備も万端!


開会式が始まりました。


日本の国歌斉唱に引き続き、ブラジルの国歌斉唱。

どうして、外国で歌う、聞く「君が代」はあんなに胸に沁みるのでしょうか??

「君が代」を知っているのは1世、2世の高齢者世代。

無論、ブラジルの国歌のほうが、声も響き渡っておりました。

それが、「移りゆく」ということなのでしょう。


まさに諸行無常の響きあり。


ブラジルの国歌を歌う日系人の真摯な皆様の姿に、改めて日系人でありますが、ブラジル人であること、しみじみ感じました。


さて、会長挨拶、先生挨拶(何故だか、会長と並んで挨拶もしてしまいました。勿論、日本語です。)が終わり、この日、最大の任務「ラジオ体操」がやってきました!


コルネリオプロコピオでラジオ体操するのは、初めて。現在、運営している老人クラブでラジオ体操を行っているのですが、皆様からのリクエストで運動会でやってみることになったのです。


文字通り、子どもからお年寄りまでが一同に介して、ラジオ体操第1からスタート!
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特に足を曲げる箇所が難しかったようで、あちこちから悲鳴やら、笑い声やら聞こえてきました。

(↑写真:結構、なかなかいい開脚振りであります!)


それでは、一見は百聞に如かず・・・ラジオ体操の模様を見ていただきませう。


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いかがでしたでしょうか。


皆様の奮闘振り、伝わったことと思います!!

日本から一番、遠く、離れたブラジルのとある休みの様子です。

不思議ですね。


日本では運動会前にラジオ体操の練習がありますし、体育の授業の始めには必ず、やっていました。

初めてのラジオ体操はかなり難易度が高かったことと、思われます。



しかしながら、子どもからお年寄りまでがいっしょに一つのことをして、さらなる親睦を深めるという大義はかなったという実感を持って、皆様でラジオ体操第2の深呼吸をしました。



ああ、協力隊訓練生時代に体育委員会でよかった!あの時に逆方向で行うラジオ体操をマスターしたのです。早朝ラジオ体操にマラソン・・・二本松。第2のふるさと、福島、二本松。少しでも、いい方向になることを、地球の裏側から祈っています!!



そうこうして、いよいよ「赤」と「青」チームに別れ、競技がスタート。


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日本でお馴染みのかけっこから、ブラジルらしいサッカーのボール蹴り等々。

さすが、ブラジル生まれ育ちの子ども達のサッカーボールの扱いのうまいこと!女の子も上手でありました。


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そして、夫婦で参加の一輪車運び。(ちなみに九州では「ねこ」といいます。)私は勿論、相手がいないため、ご主人をお借りしての参加。
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その時、日本学校のとあるお母さんが「先生、これと一緒にしてください。」

他の人に「これ?」って突っ込まれていましたが、こうやって、皆さん、普段使わない日本語を使おうとしてくれるので、とっても嬉しいのです!

それだけでも、私がここに来た甲斐があったと思います。


ここで、私がポルトガル語が上達しない(?)深い理由があります。(結局、自分次第ですね、それは。がんばります!)



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おじいちゃんおばあちゃんを見つめる孫たち。何だか、胸がほわっとあったかくなります!
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もれなく、賞品が。


私も2年分の石鹸をゲットしました。もう、ブラジルでは買わないでしょう。この日5つの石鹸をゲットしましたから。しかも、先週金曜日の「先生の日」でも生徒から高級石鹸をもらいました。


そうこうしているうちに、お昼になり、母の会のお母さん達の愛がたっぷり入ったお弁当の時間となりました。


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朝、あんなに食べたのに、ぺロリと平らげてしまいました。1,5人分はある、あのお弁当を!

外で皆さんと演歌のBGMの中、ビールもいただいたからでしょうか。本当に心の底から「おいしい!!」と叫びながら。


卵焼きとおにぎりって合いますね。しかも、白菜ときゅうりのおしんこ、そしてきんぴら・・・いやはや、味がさらに沁みこんで、朝より美味でありました!


味もさることながら、何だか、同じ、お弁当を皆さんと大空の下、食べられて、この上ない幸せを感じました。


お腹もいっぱいになったとこで、母の会のSさん(いつも老人クラブにも着ていただいています)とお話したときのこと。Sさんの子どもの頃のお話を聞きながら、目頭が熱くなりました。



1世のSさんは8歳のとき、家族と一緒に船で2ヶ月の長旅をへて、ここサンパウロにやってきたそうです。


出身は何と、岩手


「一度でいいから、また行きたいねえ。でも、地震もあったし。親戚ももういないし。家族もここにいるからねえ。」

と語る80歳を超えたSさん。


九州、中国地方出身者が多いこの土地で初めて出会う、東北出身のしかも1世のSさん。


ブラジル行く前に2週間ほど、岩手に行ってきた私はありのままの様子を伝えました。それだけでも岩手に行った意味、ありました。ブラジルで今の岩手の様子を70数年前に岩手からブラジルに渡ったSさんに話せるだけで、もう十分すぎるほど。いつかsさんあの美しい景色を見てもらいたいなあ・・・


何だか、人生の重みが、80年という年月が、私にはまだまだ想像もつきませんが、伝わってきました。

いやはや一本の映画を見てるよう・・・


さて、胸もいっぱいになり、ビールも程よく回り(シリア、インドネシアでは考えられません!!)、私も走りました。

よくよく考えると、高校ぶりです、運動会。12年ぶりです、何と!


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ビンつり(生まれて初めてしました。ブラジルの日本移民があみだしたのでしょうか。)駅伝競走、ゲートボール等。次々と競技が進み、フィナーレに近づいてきました。


玉いれ、綱引き!


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15歳以下の子ども限定だったのですが、小学生と同じ身長の私も子どもに紛れ、本気で戦ってきました。


途中、審判の親御さんに


「先生、何歳ですか?」と突っ込まれ、「14歳です!」と答え、許可がおりました。


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というのも、綱引きや玉入れのやり方を子ども達に伝授するためです!

殊に綱引きでは何度も「腰の入れ方」を伝えましたが、やはり練習が必要ですね。

でも、そのお陰か我らのチーム、勝利しました!


綱引きが終わった時にはもう6時を過ぎていました。

母の会のお弁当作りが始まったのは午前6時。もう、12時間も活動しています。最後まで残っていた母の会のお母さん達、本当にお疲れ様でございました!!


家路に着いたのは6時半。日も暮れていました。


アパートのドアを開けた私の胸はいっぱいで、涙がこみあげてきました。


ここに、確かに日系移民の息吹が生きていること、そして、新しいブラジルの大地の風を吸い込みながら、脈々と流れていること、この五感でしかと感じました。


残り、1年8ヶ月、しっかり、ここで生きます!日系人の皆様と一緒に。