外国に住むという事は、フランスに限らず、行政的手続きが多い。
その国に、住む権利が、もともとないのであるから、それは、自分で
選んだのなら、仕方ない事なんですが、、、



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フランスは、フランス人にとっても、不可解な手続きが多く、情報も曖昧だし、
administratives と言われる行政関係のこういった書類手続きは、厄介。
日本のお役所の対応も、度々、指摘されるが、、
両国を良く知る、私から見れば、日本は、本当に、楽!!
面倒なんて、言えません!

今日は、うっかり、長い事、手続きしていなかった、滞在許可書
(la carte de sejour)の住所変更をしに、4区のポリスへ。



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これほど、簡単な手続きはないっと知っていたので、4区に引っ越しって、
来てから、何年も放置していた。

と、いうのも、この滞在許可書上の住所は、住民票でも、ないし、今迄も、
重要視された事もないからだ。

大体、フランスには、住民票は、存在しない。
各市、各区役所に、そのような管轄の部署もない。
フランス人には、IDカード(身分証明書)というものがあるが、
そこに記載されている住所も、引っ越しの度に変わり、現住所の証明には、
ならない。
そう、私たち外国人の滞在許可書と同じで、その住所は、現住所とは、
何の関わりもない。



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そして、この国は、住民票がない変わりに、何を持って、自分の住所を
証明するかというと、、、公共料金の電気代の領収書なのだ。
このEDF(ウデエフ)と言われるフランスのファクチュール(領収書)は、
どこでも、頻繁に、現住所の証明書として、そのコピーと求められるのである。



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日本帰省中に、使用するJAPAN RAIL PASSも、JRカウンターで、チケットの
発券の際に、住所の確認として、このEDFのコピーを持参する事を勧められている
ほど。




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このEDFの支払いは、月割りに、目安で、銀行自動引き落としという
方法で、1年に1回精算された領収書が、発行となる為、最近の領収書を
求められても、1年近く前のものになってしまう。

それで、有効な期限内なのか、よくわからないけど、今迄も、問題に
なった事がないが、いつもEDFの最新の領収書は、お財布に中に。




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コンビニで、公共料金が払える、日本。
さっと、支払って、そのまま、控えをゴミ箱に捨てる日本人。
ガチで、うらやましいです!

フランスでは、確か、このEDFの領収書7年間の保管が義務づけれているんですもの。


4区の警察の受付のマダム、混んでもいないのに、書類に書き込みするのが、
どーも、苦手のようで、、
立ちぱなしで、受付のカウンターで、ガン見状態で、待つ事、1時間。
こんなことも、大仕事のパリ。
でも、無事、終了。
もう、夕方ですよ!



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明日もお楽しみに!

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