昨日に続いて、不動産の話。
築100年以上のアパートでも、資産価値の下がらないパリのアパルトマン。
石で作られた建物
の枠組みだけ残し、内装を繰り返し使われているが、
配管の問題、水漏れは、申告な悩みで、不動産賃貸担当時は、1年~2年の滞在期間中に一度は、水漏れ体験をする覚悟をあらかじめ、借主に話していた。

この悲劇は、突然、襲ってくる。

そのために、家主も借主も、住宅保険の加入の義務づけられており、この加入証明がないと賃貸契約は、成立していてもアパルトマンの鍵を借主に受け渡しては、いけないのである。



パリのアパルトマンの需要と供給のアンバランスによる慢性的な賃貸住宅不足、他人から見れば、家主は、相当家賃収入で潤っているように思われがちだが、、

築100年以上の歴史的建物や近代建築でも築30年、そんな物件は、常に不具合と問題だらけで、家主も出費が絶えないし、この破損は、借主の過失によるのかなどのもめ事は、後を絶たない。

事実、私も、借主から電話があると、オートマティックに、又、問題か?とイヤだな!っと身構えしてしまう思ってしまうほどだ。

賃貸契約に関しては、また、別の機会にブログで。
いくらでもネタになる、パリの賃貸アパートメント状況。



それより、家主が、つらい出費となる、このラヴァルモンravalement。    
パリ市内のあちらこちらで見かける。

パリ市とそれぞれの建物の中のアパートメントのオーナーの話し合いできまるこのravalement。
10年~15年に1度の割合で、簡単に言えば、建物の外装の清掃、磨き直しを行う。これは、中庭に面している建物だろうが、個人の拒否はできない、パリの街並の外観の為の義務で,法律で定められている。

この支払いは、それぞれの家主の負担で、ワンルームのオーナーでも一度に日本円で何百万円以上の支払い請求がくる。


毎月の管理費はあるが、日本の様にマンションの修繕費の積み立てなんてないので、高価なパリの物件を手に入れたら、同時にその価値と同様に維持費がかかるので、それも予期なくだ。

だから蓄えがない人のパリアパルトマンのローンでの購入は、基本、難しい!

明日もお楽しみに!

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