自分が放った言葉が、自分に戻ってきた話![]()
透析患者さんにとって、
体重管理はとても重要な課題です。
毎回「ドライウェイト」と
呼ばれる目標体重に向けて、
主に体内の水分量を調整していきます。
ただ、水分は飲み物だけに
含まれているわけではありません。
食事にも含まれていますし、
味の濃いものを食べると、
どうしても喉が渇きます。
そうなると、つい飲んでしまう。
だからこそ、水分だけでなく、
食事内容や量にも氣をつける必要があります。
元教師の患者さん。
水分管理がうまくいかず、
体重オーバーの状態で来院されたある日、
「もう、何も食べません。飲みません。」
と宣言されました。
とても真面目で、だからこそ極端な目標を
立ててしまう様子が伝わってきました。
(私)
「大きすぎる目標は、
結局できなくて落ち込むだけですよ」
(患者さん)
「目標は大きく。
どうしてできないの?
もっと頑張りなさい。
…学生に、そう言っていました。」
(私)
「学生さんに言っていた言葉を
今は私たち(看護師)から言われているんですね」
(患者さん)
「そのとおり!」
と笑われました。
もちろん私たちは、
「どうしてできないの?」
と責めるような言い方はしません。
でも、
自分がかつて誰かに投げかけていた言葉や姿勢を、
今度は自分が受け取る側として体験する。
そんな巡り合わせは、確かにあるのだと思います。
よく「前世の行いがカルマ(業)として戻ってくる」
と言われますが、それは来世を待たずとも、
この現世の中でも起きていることのように感じます。
言う側、言われる側
やる側、やられる側
怒る側、怒られる側
泣く側、泣かせる側……
人生のフェーズによって、
私たちはその両方の立場を経験します。
かつて自分が放ったエネルギーが、
形を変えて自分の元へ巡ってくる。
それは一見、苦しい「罰」のように
思えるかもしれませんが、
そうではなく
両方の立場を経験して、
初めてその痛みが分かり、
人の弱さが分かり、
本当の意味での優しさを知る。
「言う側」と「言われる側」の両端を経験して、
初めてその円が閉じ、一つの「まる(◯)」
になるのではないでしょうか。
今、目の前で起きていることは、
過去の自分がどう生きてきたかの
「答え合わせ」。
管理ができなくて苦しんでいる自分も。
過去に厳しくしてしまった自分も。
そして、今それを受け入れている自分も。
何が起きても、それは魂が
「まる(◯)」になるためのプロセス。
だから、どんな結果が出ても
「それでいい、まる(◯)」
なんだと思います。
今日もまる(◯)な一日を~![]()
私たちの心と体と魂が
いつも幸せで満たされますように![]()
愛を込めて![]()
優しい真理の翻訳者
トランスフォーメショナルコーチ@
むらた・さとみ