昨日、久しぶりに中学で仲が良かった5人組が集まって飲んだんですよ。
そうすると
必ずこの昔の話になるんです…
実は、私は中学・高校とけっこう有名な進学校に通ってたんですね。
毎年、東大に何人も入るような学校で。
ですから、卒業生は大学教授やら官僚、弁護士、医者、企業家なんてのが多く…
まあ、私は落ちこぼれだったんで、安月給のサラリーマンをしてますが(苦笑)
当然、そんな中に放り込まれたもんですから成績は悪いし
中学に入学してすぐに悪ガキグループを形成しちゃって…
そんな中1時代のお話です。
わたし〜がぁ読んでぇ〜たぁ♪
中1時代ぃ〜♪
※歌・山口百恵
担任がイヤなやつでね…
「勉強しない者はろくな人生を送れないぞ!」
って、すぐに嫌味な説教する先生だったんです。
ある日、さすがの優等生達も我慢できなくなったようで…
放課後、黒板に先生の悪口をビッシリと書いたんですよ!
ただ、そこは後に東大に進学する優等生達ですから。
「1年2組の人間宣言!」
「いかに教師と生徒とはいえ、対等な人間関係である」
「○○(先生を呼び捨て)の行為は人権蹂躙である」
とか、いちいち文言がたいそうなんです(笑)
そこへ、教室の戸が突然ガラッと開いて担任が入ってきました!
「キャ~!」と叫ぶ女子の優等生、青ざめる男子の優等生。
先生は怒りの形相で、ひと通り黒板の文字を全て読んでから。
「誰が書いたんだ!?」
・・・
「誰か名乗り出るまで、全員帰ってはいけません!」
先生が職員室に戻ると、優等生達の話し合いが始まりました。
「親に知れたらどうしよう」
「○○のことだから、通知表で復讐される」
「これから3年間、ずっと目をつけられる」
お前らぁ~
いい加減に名乗り出ろよ!俺達まで帰れねぇじゃねぇかよ!
とっくに目をつけられてる我々5人組が教室の後方から言ったって
普段、先生に叱られたことのない優等生たちの耳には入りません…
ついに夕方の6時を回った頃、我々悪ガキ仲間5人組の1人が
「わかった!俺達がしたことにしよう♪」
なんで俺達が、あんなヤツらのために罪をかぶってやるんだよ!と、私。
すると、言い出しベェのそいつが
「バカだなぁ、担任だぞ!
字を見りゃあ、俺達が書いたんじゃないことくらいわかるだろ?
それに、俺達なら『蹂躙』なんて字を書けるわけねぇだろうよ」
なるほどなぁ…
いや!やっぱり嫌だ!
優等生のヤツらを助けてやるのは癪に障るじゃねぇかよ!と私。
「ヤツらには後でケジメをつけるから。お楽しみに♪」
そいつは、キャンドルジュンみたいに言います(笑)
我々5人は堂々と職員室に入り『虚偽の自白』をしました。
「先生!あれはボク達がやりました♪」
「みんなを帰してあげてください(英雄笑)」
・・・
「やっぱり、お前らのしわざか!」
「最初からみんなわかってたんだ!」
はぁ?
エッ?エッ?エ〜!?
だって、ボクの字じゃ…
いや、あの、ボクぅ…
でも、ボクぁ、その…
あまりの想定外の展開に、あのちゃんみたいになっちゃう5人(苦笑)
それから、みんなを帰して5人だけで説教が1時間ほど。
翌日からは、さらに我々への風当たりは強くなりまして。
・・・
そんなわけで。
昨夜も酔っ払って、やっぱりこの話になりました。
優等生達が「先生」だとか「社長」だとか呼ばれて
今でも世の中で偉そうにしてられんのはよぉ…
あん時、俺達が罪をかぶってやったからじゃねぇか!
・・・
ちなみに、現在。
5人の中に「先生」とか「社長」とか呼ばれてる人間はいません(現実突きつけ苦笑)