私が物心ついた頃、アメリカはニクソン大統領の時代でして。
その次がフォード大統領。
フォードが合衆国の歴史上で唯一、選挙で勝利してない大統領。
ニクソン大統領の辞任により、フォード大統領が誕生したわけです。
この当時の有名な「ペンタゴン・ペーパーズ漏洩事件」と
「ウォーターゲート事件」をそれぞれ描いた映画がこちら。
『ペンタゴン・ペーパーズ〜最高機密文書〜』 2017年公開
メリル・ストリープ、トム・ハンクス 主演
『大統領の陰謀』 1976年公開
ロバート・レッドフォード、ダスティン・ホフマン 主演
時系列でいうとペンタゴン・ペーパーズの直後がウォーターゲートなわけで
前者のスピルバーグ監督はラストにそれを彷彿とさせるシーンを描いており
およそ40年たった後に、前後を逆さまにした続編を作ったみたいなね…
『スター・ウォーズ』のやりくちと一緒なんでしょうか(笑)
どちらともワシントン・ポスト紙が、時の権力と戦うという
合衆国憲法修正第一条の「報道の自由」をテーマにした作品。
「報道機関が仕えるべきは統治者でなく国民です」
アメリカと日本の現状を考えると、今見ておくべき作品だと思います。
しょっちゅう高級料亭や高級寿司をゴチになって
陰で「スシロー」なんて呼ばれても恥とも思わずに
毎日、とにかく政権を擁護することに一生懸命で…
東京人でもねぇくせに、なぜか「べらんめい調」の大臣に
ちょいと凄まれたら黙ってしまう根性のない記者だとか…
賭け麻雀をやることが取材先に食い込んでると勘違いしたり…
こういう日本のジャーナリストにぜひ観てもらいたい映画です(苦笑)
で、この二作品のその後を描いたのがこちら。
言うならば「エピソード3」ってんですかね(笑)
次はこれを観ようっと♪
『ザ・シークレットマン』 2017年公開
おうちで映画はまだまだ続きます(笑)