大島渚監督の作品といえば、やっぱり
『愛のコリーダ』と『戦場のメリークリスマス』ですよね。
『愛のコリーダ』は、あの昭和史に残る「阿部定事件」を題材にした作品で
激しい性描写が話題になりました。
私は当時、小学生ですから、見たくても見れませんでした(笑)
わいせつ物頒布罪の裁判も印象に残ってますが
大島監督は無罪だったんですね。
裁判の結果って、報道は小さいんですよね。
『戦場のメリークリスマス』は、以前もこのブログで取り上げました。
世界のキタノのビートたけし、アカデミー賞の坂本龍一
イギリスを代表するスーパースターのデビット・ボウイ。
今、考えると大島渚のセンスってのは、スゴイなぁと思いますよ。
芸能ニュース好きの私にとっては、何と言っても
大島渚VS野坂昭如のバトルですよ! やっぱりね(笑)
大島渚・小山明子夫妻の結婚30周年パーティーで
主賓としてスピーチを頼まれた野坂昭如さんが
なにかの手違いで、出番が来ずに・・・
お開き真近になって、ようやく気付いた大島監督が
野坂さんを壇上に上げた時には、もう遅い。
延々と待たされ、酔っ払った野坂さんは
スピーチが終わるやいなやパンチ一閃!
ここに日本芸能史に残る “迷シーン” が生まれました。
なにがスゴイってね。
泥酔して、フラフラのはずの野坂さんのパンチの正確なこと(笑)
見事、大島監督のアゴに的確に命中!
ボクシングで言う「チンを捉えた」ってやつね。
まさに “珍(チン)事件” です。
不意をつかれ、明らかに足にきた大島監督。
もし、WOWOWが中継していたら・・・
高柳アナ「これは効いたぁ~!」
香川照之「おぅッ!おぅッ!おぅッ!」
浜田剛史「これはぁ~まぁ~、効いてますよ!足にきた、んぁ~」
ジョー小泉「だから私は言ったんですよ!右が飛んでくるよって」
すいません。ボクシングファンしかわからないですね(笑)
しかし、大島監督。こっからがスゴイ!
持っていたマイクで応戦します。
マイクで野坂さんの頭をガンガンぶん殴るもんだから
そのたんびに「ボコッ」「バコッ」という音が会場に響き渡りました!
このハプニングにも全く動じることなく
微笑みさえ浮かべながら両雄を分ける
小山明子さんの見事なレフェリング!
往年のジョー・コルテツやリチャード・スティールを思い起こします。
すいません・・・これもボクシングファンしかわからない。
でもね。ボクシングファンはきっと
「ジョー・コルテツって、キミぃ~(爆笑)」
って喜んでくれてるはずです!?
しかし、小山明子さんのこの女優根性は立派でした!
もう最高ですよね♪
若い方は、ご存知ないでしょうから
よろしかったらYouTubeで。
あの年で、友達同士で殴り合うんだもん。
やっぱり昭和のオヤジって、いいよな~
合掌。