2023年4月3日のこと。
いつもよく利用する、国道41号。
下呂市門原地内の国道の脇に、ひっそりと佇むトンネルがある。
場所はこの「地理院地図」の中心付近。(十字のあるところ)
国道を南から北に向かって走行していた。
ファーストコンタクトがこれ。
右側の道路が国道41号。(大型車両が走行しているところ)
この手前に左から合流する集落道路があるので、
広めのスペースが確保してある。
国道を走行していると、少し見にくいかも。
さっそく、集落道路からトンネル前に向かう。
完全に素掘り。
では、近づいて南側の坑門に正対。
この低いフェンスは何だろ?
しかも家庭の庭で使うようなブロンズ色のやつ。
「進入禁止」とか「立入禁止」などは一切、無かった。
中央の門扉も鍵は無く、「ご自由にどうぞ」っていう感じ。
では、おじゃまします。
この半端ないゴツゴツ感、伝わりますか??
床面も、とってもキレイ。
そして、振り返りの景。
いや~、美しい。
後方のガードレールが国道41号。
途中の真ん中付近で、天井からの落石(落盤?)かな?
天井に大きなくぼみがあった。
これってヤバくない??
左右の壁面に、一定の高さで材木が杭打ちされていた形跡がある。
これが左側の壁面。
そして右側の壁面。
車両とトンネルの接触を防ぐ、防護板のような・・。
出口(北側坑門)付近。
この構図も美しい。
旧道はこの50mほど先で「ジ・エンド」
現道(国道)に合流することなく、直前で「ぶった切られて」いる。
北口坑門を出てから振り返りの景。
これもイイね。
最後に、このトンネルの案内看板がこれ。
文章は、それぞれにお読みください(笑)。
ここからわかる、このトンネルのスペックは、
・延長 47メートル
・幅員 4.5メートル
・高さ 4.5メートル
・完成 1916年(大正6年)
そして、「中原ふるさと研究会」とか「門原トンネル保存会」なる
団体(会)があることもわかった。
最後の文章がとってもイイ。
『このトンネルの開通によって自動車も通れるようになり、
難所は一挙に解消、飛騨の夜明けに大きな功績を資しました』
おしまい。