立ち退き要求で損をしないために必要な知識 | あるトランスジェンダーの人生

あるトランスジェンダーの人生

LGBTのトランスジェンダーのMtFです。一人の当事者として、性別適合手術の体験談を書き終えました。

下記ブログの続きです。

 

あくまでも個人の体験談であり、普通借家契約であることが大前提の話なので、参考程度にお読み下さい。

 

引っ越し費用の実費+立退料を得るのは当然の権利ですし、明確な正当事由が無い限り、立ち退きを強要することは法律上出来ません。

 

私の知る限り、立退料の相場は賃貸物件なら家賃の3~4ヵ月分くらいです。実費とは別の立退料が4ヵ月以上だと最初から言われたら、すんなり応じて良いと思います。

 

私はたまたま味方になってくれた海千山千の不動産屋さんがいたので楽しく戦えました。

 

状況が許すのなら、味方になってくれる専門家に相談しながら立ち退きに関する交渉をした方が精神的に楽です。

 

弁護士ドットコムなどを活用して、法律相談をしておくのもアリです。

 

引っ越し業者さんは特にこだわりが無ければ、コスト重視で相見積もりは必須だと言えます。

 

粗大ごみはいざ捨てるとなると大変なので、要らないものは置いてよいのかどうか交渉した方が良いです。

 

但し、家電リサイクル対象品は別なので、残置出来ません。

 

それと、引っ越し代や次の賃貸契約で発生する費用の立替はしない方が良いかもです。

 

私の場合は「コロナ禍の影響で、立て替える余裕がありません」と伝えたら、立退料の7割を先に振り込んでもらえました。

 

一番肝心なことは、交渉に関することは全て証拠を残すことです。

 

私は全てメールで対応しました。

 

言った言わないの水掛け論を未然に防ぐのが目的です。

 

立ち退きを求められた方の参考になれば幸いです。