こんにちは
四半世紀を作業療法に捧げてきた
ヒロチカです。
「もう、早く死にたいわ」
という患者さんに
毎日のように出会います。
「もう大抵のことはやった」
「これ以上生きてても迷惑かけるだけ」
「長生きしすぎや」
「もういつ死んでもええ」
という発言もよくお聴きします。
そんな時、
どうお声かけしますか?
私はいつも
「私は○○さんに生きていて欲しいです。
〇〇さんのご家族も生きてて欲しいと
思ってらっしゃると思いますよ」
「○○さんが生きてるのは迷惑なんかじゃないです。
○○さんが生きてないと娘さんや息子さんは
親孝行できないじゃないですか。
親が入院でもしないとなかなか親孝行って
できないもんだと私は思っていて、
実際、私も親孝行できてません。
娘さんや息子さんが親孝行するるチャンスなんです。
是非、親孝行させてあげてください。」
「親ってなにもしなくても、
ベッドで寝たきりになったとしても
いてくれるだけで安心するもんだと思いませんか?
いなくなったらやっぱり寂しいですよ。
だから、もうちょっとだけ頑張って
元気になりましょうよ」
というような内容をお伝えします。
もちろん、中には身寄りのない方なんかも
おられますので、そういう方には
また少し違うことをお伝えしますが。。。
私は、患者さんには
少しでも元気になって欲しいし、
できればご自宅に退院してほしい
と思っています。
なので、患者さんに
どうしたら元気になってもらえるか、
いつも考えています。
飾り立てた言葉ではなく、
心からでてくるお声かけが
患者さんには一番伝わる、
といつも思っていますし、
実際、そうだなーと思うことが多いです。