この石、何だと思います?
しめ縄がついているから、さだめし神社か何かの岩だろうとお思いの方、
当たりです
(簡単過ぎ…)
これは数年前にテレビでも取り上げられた、
東京都多摩市にある「小野神社」のパワースポット、
縁結びの岩なのだそうですが、このお話はまた後で

以前、ブログでも書きましたが、
神社巡りをする時は、一之宮から始めた方がいいということ、
覚えてらっしゃるでしょうか
私の住んでいる武蔵の國の一之宮は、
埼玉県大宮市にある「氷川神社」と「氷川女体神社」、
それと「秩父神社」も挙げられています。
「氷川神社」には娘が赤ちゃんの頃お詣りしたきりだったので、
もう一度電車に乗って行ってみました。
さすがに立派です。
舞殿からのぞく拝殿です。

こちらが弁天様。本来は池の真ん中に立っているのですが、
今、池を大工事中で、水がまったくなく、ちょっと物足りない感じですが、
なんとも柔らかい空気が漂っています。
金運アップのお願いは欠かせません

大宮駅からの参道が長い
徒歩で20分弱かかります。
しかも両側を高い木に囲まれた、立派な参道です。
これが駅の反対側まで続いているのだから、この格式はさぞやと思いますね。

ところが、ですよ。
最近知ったところによると、
武蔵の國一之宮は、その昔、こちらにある多摩市の小野神社だったのだとか。
昔っていつ
と思いますよね。
小野神社の御由緒によれば、この神社は、
「安寧天皇18年にご奉祀申し上げている」そうなんです。(HPより)
安寧天皇って
と思いますよね。
私は日本史に疎いので、天皇の名前を最初から言えたりはしないのですが、
神武天皇から始まって3代目ですよ
ということは、紀元前ですよ
BC531年ですって
いや~、たまげました~。


それがなぜ、今、一の宮を氷川神社に取って代わられているかというと、
どうも争いごとか何かがあったらしいんですね。
かつては氷川神社は三ノ宮、秩父神社にいたっては四ノ宮だったとか。
なのに、ある時代で社格・権勢で劣るとされたらしいのですが…
確かに氷川神社のような参道もないし、境内もそれほど大きくないし、
何よりも参拝客が異常に少ない。
そしてこの「御朱印ガール」の時代に、
「御朱印はあらかじめメールなどで予約してください」なんて、
時代の波に取り残されている感が…。
それでもですよ、何度かマスコミにも取り上げられていて、
パワースポットとも呼ばれているらしいのです。
その見どころは何かと言いますと、
まず「隋神門」と呼ばれる門の彫刻が凄い

とても細かく、とても重厚な風神、雷神の像。
一体、何世紀にわたって、その光った目から民を見下ろしているのでしょう。
彫られている龍や獅子の目玉に金属が埋め込まれていて、
何やらとても厳しいものを感じます。
この下に立つと、なんだか「羅生門」の世界にトリップしそうな…。
このほかに、普段は見られないのですが、
木造随身倚像(東京都指定文化財)があり、
そして、冒頭にあげた、このハートマークの岩です
撫でると、恋愛運がアップするらしいですよ
(私ももちろん撫でました
)

この一之宮争いの一つの理由は、どうやら、
ここに祀られている「瀬織津(せおりつ)姫」にそのキーがあるらしいのです。
神秘的ですよね~。これについてはまだ研究中。
いつか何かが分かったら書きますね~うふふ。
