平成最後の日に放送された「プリンセス美智子さま物語」、
先日のブログにも書きましたが、おおむね好評で、
私の演じっぷりもなかなか堂に入っているという感想を多くいただき、
意外ながらも喜んでいます。
いわゆる「いじわる役」なので、嫌われちゃうのかと思いきや、
「よかったわ~」との声が…
中には、「すごく自然だった」なんていう感想も。
あれが自然だったら、普段の私はどんな人とちょっと驚きましたが…。
それはさておき、作品に対しても多くのご好評をいただきました
実は私も台本を読んでいるうちから感動していたんです。
美智子さまの賢さ・潔さ・意志の強さ、そして何よりも、
ご結婚から退位された今まで、深い愛によって陛下を支えて来られたこと。
一般庶民の私たちからは想像もできないほど、
このご結婚は注目され、祝福され歓迎される一方で、物議を醸し、
妃殿下には風当りの強いものだったにも関わらず、
今日までひたすら船を漕いで、ひと時代を立派に築き上げてきた美智子さまの生き方には、
感服させられるとしか言いようがありません。
そしてそれがさらに詳らかになったのが、
この写真で分かるように、「美智子さま本」を集めて読んだからなのです。
これは正確には、夫が買ったものばかりです
うちの家族は基本、干渉し合わないという暗黙の了解があるので、
あまりお互いの出演番組を見合ったりしないのですが、
これだけはなぜか家族でテレビの前に座って、
わいわい言いながら見ました。「真田丸」以来です(笑)。
なかでも夫がいたく感動していて、ドラマ中に流れた出典を見て、
「あの本が読みたい」と言ったんです。
あいにくネットでチェックしたその本は、放送中にその中古品の価格がどんどん上がり、
手がつけられなくなってしまったので、
翌日書店に行って買い漁るはめになったのですが。
本を読んで分かったのは、
私も長く生きて来たようで、知らない世界がまだまだあり、
同じ「家族」というものを持ちながらも、
そのことへの振る舞い方がこうも違う人がいるとは、
目から鱗が落ちるようで、
今まで思いこんでいたことを覆させられる、いいきっかけになりました。
もっともっといろいろな感性を持とう、と思わせられました。
なかでも一番大きかったのは、「身近な人を大切にする」という気持ちです。
私自身、それがないわけではありませんが、
もっと優しく丁寧に接してもいいよね、と反省してしまいました
それからというもの、少しだけ、ほんの3ミリくらいだけ、
家族や実家の親などに、優しくしているつもりです。
まあ、ついついいつもの適当さ加減が出ちゃいますけどね~
いきなり女神さまにはなれないですよね~
ある現場が終わってほっとしてます。