今日14日は成人の日でした。
私が成人した頃は、成人の日は1月15日と決まっていて、
ちょうど月の半分で、元旦に掲げた抱負や目標を見直すのにうってつけでした。
その日に届く新聞は、祝日仕様で、
真ん中の見開きページ前面を堂々と使った広告が出ていたり、
おまけのページにゲームやパズルなども載っていたりしていました。
学校が休みのその日、子供心にそんな新聞を見るのが楽しみで、
寒い冬の楽しいイベントの一つでした。
新聞を見ている子供の自分を思い出すと、
なぜかその風景の中には必ず父がいるような気がしてきます。
もう20年近くも前に他界した父ですが、
自分が小学生だった頃は、今の私よりずっと若いなんて、
とても変な気がします。
今日はとてもお天気がよく、暖かく風もないので、
久しぶりに、ものすごく久しぶりに、娘を誘って、
公園でバドミントンをしました。
大学生活で英語強化しなくてはならない彼女のために、
またも普段から英語でしゃべろうとしている私たちですが、
「I'm not a child anymore!」とかなんとか言う娘を無理やり連れだして、
バドミントンを始めてみると、意外にも楽しくなって、汗をかくほど頑張りました。
最初は「Sorry!」とか言ってたのに、夢中になっていつの間にか、
「わー、ごめーん」になったきり、またただの日本人になった私たち。
まわりでバドミントンをしているのは、確かに小さい子とその親たちでしたが、
昔を懐かしむのもいいものです。
ヨガの先生がおっしゃるには、
「若い時は変わりたいとばかり思っていたけど、
この年になると、変わらないことっていいなと思えてくる」と。
お正月にはおせちを食べて、テレビを見て、いつも決まったことをする、
変わらないことがいいことなんだと最近は思うんです、と。
そこには周りの人が変わらず健やかでいてくれて、
自分も満ち足りてそこにいる、そんな風景があります。
毎年お正月が来るたびに、一つずつ年をとって、
人間は成長し、老い、やがてこの世からいなくなっていくものだけれど、
この季節にいったん立ち止まって、
来し方行く末を思ったり、昔の人を思い出すのも悪くないなと思うのです。