ガチ稽古の合間を縫って、

 
さだまさしさん「やばい老人になろう」を読みました。
 
うーん、深いびっくり
 
さだまさしさんの歌は昔から詞が面白くて、
 
あの透明感のある声で歌われるとさらに際立つものが多かったように思いますが、
 
実は落語のような詞を書くことを目標にしていたらしいです。
 
それを先達から助言されたというか、命じられたというか。
 
そういう人生の師がさださんにはたくさんいて、
 
可愛がってもらいつつ、様々なことを教わったと。
 
昔は、変わり者の「じじぃ」やうるさい「ばばぁ」がたくさんいて、
 
そんな知識も豊富で、痛みも共有してくれ、何か一つスゴイものを持った、
 
「やばい老人」から学ぶことは多かったのだと。
 
 
 
 
 
さださんはそれから、核家族というものを昔から心配していて、
 
このまま行けば、老人の孤独死や子供への虐待が増えるのは当たり前、
 
家族を大切にしないで、日本の未来があるわけがないと書いています。
 
事実、さだまさしさんは最初からずっと「家族」の歌を書いてきたのだそうです。
 
「精霊流し」「無縁坂」「秋桜」「関白前言」…。
 
そして自ら大家族を作って暮らして来たのだと。
 
 
 
 
何気なく聞いていた歌にそんなメッセージがこめられていたなんて、
 
さだまさしさんがそんなことを考えていたなんて、目から鱗でした。
 
とっても感じ入ってしまいましたびっくり
 
 
 
 
もうすでにそうだとは思いますが、
 
さださんは面白い老人になろうと決めているそうです。
 
共感し、尊敬します。
 
だって、老人が尊敬されない世の中、排除されるような世の中では、
 
誰も年を取りたくなくなるのは当然だし、
 
成熟が喜ばれない社会が存続できるわけがないじゃないですか!
 
若く見えることが望ましい、
 
若いことにこそ価値がある、という傾向のある、現代日本の価値観、
 
この際考え直してみましょうよ!
 
まずは、私も自分にどこまで胆力があるのか、問いかけてみなければなりません。
 
「ぶれないこと」「知識を増やすこと」「人にやさしくすること」「仕事をきちんとすること」
 
それから、自分の言動に責任を持つこと、でしょうか。
 
今日からもっと肚に力を入れて生きていきたいと思いますニコニコ
 
がんばろう、「やばい老人」を目指して!!